ant2 CMSのメールマガジン【Google A/Bテスト】

Google A/Bテスト[1]

こんにちは。

アントアントのメルマガ担当です。

 今回は2回に分けて、GoogleのA/Bテストについてご紹介します。

目次
  • 『A/Bテスト』 とは
  • Googleオプティマイズ
  • A/Bテストの初期設定

『A/Bテスト』とは

A/Bテストは主にインターネットマーケティングで用いられる手法です。

WEBサイトのページや広告で使用する画像のAパターンとBパターンを作成し、「どちらがより良い結果を出せるか」を検証することです。

場合によっては2~3パターンなど、回数を重ねる検証方法もあります。

Googleオプティマイズ

Googleオプティマイズは、Google が無料で提供しているツールのひとつで、さまざまなWEBサイトのテストを行うことができます。

Googleアナリティクスや、Googleタグマネージャーとも連携することができ、A/Bテストのほかに、異なるURLを用意し比較する「リダイレクトテスト」、ページ内の画像要素の組み合わせを変更した「多変量テスト」も可能です。

GoogleオプティマイズでのA/Bテストは、通常は時間と手間が必要なテストページの作成作業が管理画面上で簡単に作成でき、テスト開始後の集計も自動のため、工数を削減できるのがメリットです。

 

一方デメリットとして、GoogleオプティマイズでのA/Bテストではページのチラつき(ページフリッカー)が発生することがあります。

チラつきの度合いによっては、ユーザーがサイトを離れる原因となり、機会損失につながる可能性があります。

※このメルマガではチラつきを回避するための方法もご紹介します。

A/Bテストの初期設定

それでは実際にGoogleオプティマイズの設定方法を確認していきましょう。

1.アカウントとコンテナの作成

手順1

Googleオプティマイズを開いて「利用を開始」をクリック。

https://optimize.google.com/optimize/home

お知らせメール受信の設定が開くので、選択し先へ進んでください。

手順2

アカウントの設定を行います。

チェックボックスが表示されるので任意でチェックを入れ、完了するとコンテナが作成されます。

※利用規約へのチェックは必須となります。

2.Analyticsとの連携

事前にサイトをGoogle Analyticsに登録しておく必要があります。

参考:ant2 CMSのメールマガジン『Google Analytics GA4について』

手順1

右上の「設定」からコンテナ設定を開き、詳細の「アナリティクスへリンクする」をクリックします。

手順2

「プロパティのリンク」で、Googleアナリティクスのプロパティが表示されるので、テストを行いたいプロパティを選択し、右上の「リンク」をクリックします。

3.オプティマイズタグをサイトに追加

Googleオプティマイズでとサイトを接続するために、オプティマイズスニペット(Googleオプティマイズのタグ)をサイトに設置する必要があります。

手順1

コンテナ設定のコンテナIDをコピーします。

手順2

Google Analyticsの管理画面で取得できるトラッキングコードの「gtag('config' 行」に、以下の例のようにオプティマイズのコンテナIDを追加します。

例:gtag('config', 'GA_TRACKING_ID', { 'optimize_id': 'コンテナID'});

手順3

コンテナIDを追記したトラッキングコードをサイトの<HEAD>タグの先頭に追加します。

※ant2 CMSの場合、「アクセス解析を設定」のメニューから[トラッキングコード]の項目に入力することで<HEAD>タグの先頭に設置できます。

!アンチフリッカースニペット(ページのチラつき防止)の設置

冒頭のデメリットでご説明したとおり、A/Bテストを実施するとページのチラつきが発生することがあります。

チラつきが発生した際は、前述のオプティマイズスニペットがきちんと設置されているかを確認してください。

それでもチラつきがある場合はチラつき回避のタグ(アンチフリッカースニペット)を設置してください

参考:アンチフリッカースニペットの設置について

手順4

Googleオプティマイズのインストールを確認してください。

4.エクスペリエンスの作成

アカウントとコンテナを作成したあとは、エクスペリエンスを作成します

名前、テストを行うURL、テストのタイプを選択します。(今回はA/Bテストを選択します)

ここまでが初期設定となります。

次回のメールマガジンでは、実際にテストパターンを作成する手順をご紹介します。