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ant2マガジン

2020年03月

2020.03.18

メタタグの設定について

いつもCMSお役立ち情報を御覧いただきありがとうございます。

今回はant2の機能「メタタグの設定」についてご紹介します。

その前に、『クローラー』についてご説明します。

★『クローラー(検索ロボット・サーチボット)』とは

クローラーはWEB上のホームページや画像・動画の情報を収集し検索エンジンのデータベースに保管するプログラムを指します。這う(クロール:crawl)に由来し、クローラーが情報収集することを「クローリングする」とも言います。
※公開したホームページが検索結果に表示されるにはクローリングされる必要があります。

ホームページがクローリングされることでGoogleなどの検索アルゴリズムに
ホームページの持つ最新の正確な情報が解析・評価され検索結果の表示順位に反映されます。

今回のテーマ「メタタグの設定」はホームページが持つ正確な情報がクローリングされるための重要な機能です。

★メタタグとは

そもそもメタタグ(metaタグ)はページの情報を、検索エンジンやブラウザなどに伝えるタグのことをいいます。

メタタグをしっかり設定することでSEO対策に繋がります。

設定方法

メタタグを設定したいページで右クリックして[メタタグ]-[メタタグの登録]をクリックすると設定ダイアログが表示されます。

【対象URL】
メタタグを設定するページのURLが表示されます。
※URLごとにメタタグの設定が可能です。

【タイトルタグ】
こちらに入力した内容がGoogleなどの検索結果ページに表示されます。

【メタディスクリプション】
こちらに入力した内容が検索結果ページのタイトルの下部に表示されます。

【メタキーワード】
メタタグと同様にそのページがどういったキーワードに関連しているかどうかを伝えるものです。
しかし、現在メタキーワードはSEO対策としては一切効果はありません。
クローラーの技術の進化によりキーワードを記述しなくともページ内の重要なキーワードを判断できるようになったのです。

【クローラー制御】
noindex・・・そのページへのクローリングを拒否します。

nofollow・・・そのページからのリンクへのクローリングを拒否します。

noarchive・・・そのページのキャッシュ作成を拒否します。

各項目を入力してOKボタンをクリックすれば設定が登録されます。
※右クリックして[メタタグ]-[メタタグの設定]をクリックすると
これまで登録したページのメタタグを一覧で確認することができ、編集ボタンから内容の変更も可能です。

メタタグはURLごとに設定が可能ですので、アクセスが多い主要なページなどは可能な限り設定されることを推奨しております。

★サイト設定の「概要」項目について

コントロールパネルの[管理]ー[システム]ー[サイトの設定]に「概要」という項目があります。

こちらに説明文として入力した内容は、WEBサイト内のメタタグを設定していない全てのページにメタディスクリプションとして反映されます。
しかし異なるページ同士でメタディスクリプションが同じ内容であることを検索エンジンは好ましく思いません。
サイト設定「概要」への入力内容よりも「メタタグの設定」への入力内容を優先してクローリングさせるようにしています。
ですのでメタタグを設定しないページについては、サイト設定「概要」になにも入力せずクローラーの判断に任せてしまうことを推奨しております。

以上のように、メタタグを設定しクローラーにページの持つ正確な情報を判断してもらうことが大切です。
すべてのページにメタタグを設定するのが難しい場合でも、
会社として主要な商品やサービスを紹介するページやアクセス数の多いページなどだけでも設定することをおすすめいたします。

最後までお読み頂きありがとうございました。

2020.03.04

Google Page Speed Insights

いつもCMSお役立ち情報を御覧いただきありがとうございます。

今回のテーマは「Page Speed Insights」です。

前回の記事の「レスポンシブデザイン」でもお伝えしましたが、
近年は企業のホームページへアクセスする際、パソコンは勿論、モバイル端末からもアクセスする方が多くなりました。

また、最近ではデザインにこったホームページや、アニメーションなどの効果を取り入れるホームページも多くなりました。
しかし、それらによりホームページの読み込み時間が長くなると、ユーザーの直帰率が上がるというデータがあります。
そこで、今回ご紹介する「Page Speed Insight」の出番です。

Page Speed Insightsとは

Googleの無料ツールのひとつで、ページの読み込み速度をチェックできるツールです。
このツールでは、入力したURLのパソコン・モバイル端末それぞれの表示時のパフォーマンスに関するレポートと、
レポートの結果からページの改善方法を確認できます。

⇒WebサイトのURLをはりつけてチェックスタート!(※ant2のサンプルサイトを使用しています)
 すぐにチェックが走り、約10秒ほどで結果がでます。

★ページ表示速度が速いのか遅いのかを判定し、わかりやすく3つのグループでスコアを色分けして表しています
  • 緑色 スコア「90~100」
  • 黄色 スコア「50~89」
  • 赤色 スコア「0~49」
Page Speed Insightsでは、モバイル表示時・パソコン表示時の分析結果をみることができます

モバイル表示

パソコン表示

PageSpeedInsightsで確認できる項目

  • フィールドデータ:Chrome User Experience Report(CrUX)のレポートが出せる
  • ラボデータ:Lighthouse を使用して、指定された URL を分析した結果
  • 改善できる項目:ページのパフォーマンス指標を改善する最適化案
  • 診断:ページがウェブ開発のおすすめの設定にどの程度沿っているかについての項目
  • 合格した監査:そのページが合格した監査

各項目について

フィールドデータ

Chrome User Experience Reportのデータ(chromeを利用しているユーザーのデータ)を元に判断しており、
過去30日間についてのChrome User Experience Reportでほかのページと比較した場合のページ速度を確認できます。なお、Chrome User Experience Reportのデータ量が不足している場合は表示されません。

ラボデータ

Lighthouseを使って分析を行ない下記項目や色でスコアの評価を分かりやすく表してくれます。
  • First Contentful Paint
  • First Meaningful Paint
  • 速度インデックス
  • CPU の初回アイドル
  • インタラクティブになるまでの時間
  • 初回入力遅延の最大推定時間

改善できる項目

  改善した方が望ましい項目はオレンジ色、改善が必要な項目は赤色で表示され、改善項目と推定時間がわかります。

診断

  アプリケーションのパフォーマンスに関する詳細が表示され、改善した方が望ましい項目はオレンジ色、改善が必要な項目は赤色で示されます。

合格した監査

  改善の必要がないと判断された項目が表示されます。

このように、PageSpeed Insightsはサイト表示速度の測定から改善方法までチェックすることができます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
ユーザーにとって良いサイト環境をつくるために是非、この機会にお試しください。