マニュアル一覧
2018年07月
2018.07.24
メールソフトの設定を暗号化接続に変更する
メールソフトの設定には、「通常接続の場合」と「暗号化接続の場合」の2つの設定方法がありますが、プロバイダーにより暗号化接続が推奨されるため、「暗号化接続の場合」の設定が推奨する基本設定となります。
既に「通常接続の場合」で利用しているメールソフトの設定を、「暗号化接続の場合」に変更する場合、下記の設定変更を行ってください。
- プロバイダーのメール制限により、メールソフトの設定を「通常接続の場合」で設定されている場合にエラーが生じる場合があります。その際は、「暗号化接続の場合」の設定に変更を行ってください。
通常接続と暗号化接続の見分け方
メールソフトの設定の「受信メールサーバー(POP3サーバー)」および「送信メールサーバー(SMTPサーバー)」を確認します。「mail.ドメイン名」で設定されている場合は通常接続、「mx●●.secure-cms.net」で設定されている場合は、暗号化接続となります。
※暗号化接続となる「mx●●.secure-cms.net」のサーバーが設定されている場合は、変更は必要ありません。
通常接続の場合 | 暗号化接続の場合(推奨) | |
---|---|---|
受信メールサーバー(POP3サーバー) | mail.ドメイン名 | mx●●.xxxx-xx.net |
送信メールサーバー(SMTPサーバー) | mail.ドメイン名 | mx●●.xxxx-xx.net |
主要なメールソフトでの確認方法
Office Outlook 2016の場合
- メニューの[ファイル] → [情報] → [アカウント設定] → [アカウント設定]をクリックします。
- “アカウント設定”画面で作成したアカウント名を選択し、「変更」をクリックします。
- 表示された“POPとIMAPのアカウント設定”画面のサーバー情報の「受信メールサーバー(POP3)」と「送信メールサーバー(SMTP)」を確認してください。
Becky! Internet Mailの場合
- メニューの[ツール] → [メールボックスの設定]をクリックします。
- 表示された設定画面の【基本設定】タブのサーバー情報にある「受信メールサーバー(POP3)」と「送信メールサーバー(SMTP)」を確認してください。
STEP1で現在のメールソフトの設定が「通常接続の場合」に暗号化接続に変更する場合は下表の設定変更が必要となります。また、主要なメールソフトにおける設定変更をご紹介しておりますので、ご参考の上、設定の変更を行ってください。
主要なメールソフトの変更方法
メールソフトの変更内容
現在の設定 | 変更内容 | |
---|---|---|
【通常接続の場合】 | 【暗号化接続の場合】 | |
受信メールサーバー(POP3サーバー) | mail.ドメイン名 | (例)mx●●.xxxx-xx.net に変更 ※設定するサーバー名は、メール設定ダイアログのPOP3サーバのmail.ドメインの後ろにある()内のメールサーバー名に変更してください。 |
受信メールサーバーポート番号 | 110 | 995 に変更 |
送信メールサーバー(SMTPサーバー) | mail.ドメイン名 | (例)mx●●.xxxx-xx.net に変更 ※設定するサーバー名は、メール設定ダイアログのSMTPサーバのmail.ドメインの後ろにある()内のメールサーバー名に変更してください。 |
送信メールサーバーポート番号 | 25 | 587 に変更 ※既に「587」が設定されている場合は変更は必要ありません。 ※暗号化された接続を行うため、暗号化接続の種類は「自動」または「TLS」を設定してください。 |
アカウント名 | [ケース1] メールアドレスが設定されている場合 |
[ケース1] 変更不要(メールアドレス) |
[ケース2] メールアドレス以外が設定されている場合 |
[ケース2] メールアドレスに変更 |
Office Outlook 2016の場合
下記のページを参照し、“アカウント設定”画面の[修復]ボタンをクリックする方法でメールアカウントのプロパティの変更を行ってください。
⇒ メールアカウントのプロパティの確認・変更についてはこちら
POPアカウントの設定(受信メール)
ユーザー名 | 変更はありません。 |
---|---|
パスワード | 変更はありません。 |
サーバー | 受信メールサーバー名(mx00.xxxx-xx.net)を入力 ※mail.ドメイン名ではありませんのでご注意ください。 |
ポート | 995 |
このサーバーでは暗号化された接続(SSL/TLS)が必要 | チェックを入れます。 |
セキュリティで保護されたパスワード認証(SPA)でのログオンが必要 | チェックを外します。 |
POPアカウントの設定(送信メール)
サーバー | 送信メールサーバー名(mx00.xxxx-xx.net)を入力 ※mail.ドメイン名ではありませんのでご注意ください。 |
---|---|
ポート | 587 |
暗号化方法 | “自動”または“STARTTLS”を選択します。 |
セキュリティで保護されたパスワード認証(SPA)でのログオンが必要 | チェックを外します。 |
送信(SMTP)サーバーには認証が必要です | チェックを入れます。 |
受信メールサーバーと同じ設定を使用する | 選択する。 |
Becky! Internet Mailの場合
下記のページを参照し、“アカウント設定”画面の[修復]ボタンをクリックする方法でメールアカウントのプロパティの変更を行ってください。
⇒ メールアカウントのプロパティの確認・変更についてはこちら
基本設定
POP3サーバー(受信) | 「mail.ドメイン名」が設定されている場合は、メール設定ダイアログのPOP3サーバのmail.ドメインの後ろにある()内のメールサーバー名「mx●●.xxxx-xx.net」に変更します。 |
---|---|
POP3S | チェックを入れます。 |
SMTPサーバー(送信) | 「mail.ドメイン名」が設定されている場合は、メール設定ダイアログのSMTPサーバのmail.ドメインの後ろにある()内のメールサーバー名「mx●●.xxxx-xx.net」に変更します。 |
OP25B | チェックを入れます。 |
ユーザーID | メールアドレス以外が設定されている場合は、メールアドレスに変更します。 |
詳細
サーバーのポート番号 - SMTP | 「587」を入力します。 |
---|---|
Pサーバーのポート番号 - POP3 | 「995」を入力します。 |
SSL/TLS関連 | 受信用:「デフォルト」を選択します。 送信用:「デフォルト」を選択します。 |
クライアント証明書を使用 | チェックを入れます。 |
SMTP認証 | チェックを入れます。 |
CRSM-MD5/LOGIN/PLAIN | すべてチェックを入れます。 |
ユーザーID | メールアドレス以外が設定されている場合は、メールアドレスに変更します。 |
ESMTPを使用 | チェックを入れます。 |
2018.07.11
地図(Googleマップ)のAPIの設定
Googleマップでは、Google Maps Platformで提供される2つのAPIタイプ「Embed」・「Dynamic Maps」を設定することができます。それぞれのAPIタイプの違いは下表をご確認ください。
地図の利用用途にあわせて、「Embed」・「Dynamic Maps」のいずれかのAPIタイプを選択し、APIの設定を行ってください。なお、「Dynamic Maps」は月額無料枠(200ドル分まで)を超えると、使用量に応じて課金対象となりますので、ご注意ください。
APIタイプ
|
Embed
|
Dynamic Maps
|
---|---|---|
機能制限
|
一部機能制限あり
※位置の調整、自動的に緯度経度取得、吹き出しコメントを設定することができません。
|
機能制限なし |
月額無料枠 (200ドル分) |
無制限(無料) | 28,000 loadsまで ※月額無料枠内は正常に地図表示されます。 |
有料枠 | 無制限(無料) |
月額無料枠を超えると使用量に応じた料金体系で請求が発生 |
APIの設定 | 「Embed」のAPI設定方法について | 「Dynamic Maps」のAPI設定方法について |
【注1】Dynamic Mapsの有料枠について
Googleマップは2018年7月11日よりGoogle Maps Platformとしてサービス提供されるよう変更となりました。この変更に伴いまして、2018年7月16日より使用量に応じた料金体系により提供されるよう変更となっております。なお、Googleマップは外部サービスとなりますので、Google Cloud Platformに対する料金および請求に関しましては、下記のページをご確認いただきますようお願い申し上げます。
⇒ 料金体系について(外部サイト:Google Cloud Platform)
⇒ 価格と請求に関する変更について(外部サイト:Google Cloud Platform)
APIタイプ=Embedを利用する設定
APIタイプ「Embed」は、別途APIキーを取得せずに利用することができます。「Embed」には一部機能制限がありますので、ご注意ください。
【機能制限】位置の調整、自動的に緯度経度取得、吹き出しコメントを設定することができません。
1
コントロールパネルの[設定] → [便利な機能] → [Googleマップ]を選択します。
2
“Googleマップダイアログ”が表示されます。APIキーを空欄に設定して[保存]ボタンをクリックします。
※APIキーが空欄の場合は、「API Key」と表示されます。
3
※“Googleマップダイアログ”のすべての地図がAPIタイプ「Embed」に切り替わります。
引き続き、地図(Googleマップ)の設定を行う場合は、下記をご確認ください。
APIタイプ=Dynamic Mapsを利用する設定
APIタイプ「Dynamic Maps」は、Google Cloud PlatformでAPIキーを取得し、“Googleマップダイアログ”にAPIキーを設定することで利用することができます。なお、「Dynamic Maps」は月額無料枠(200ドル分まで)を超えると、使用量に応じて課金対象となりますので、ご注意ください。
【1】Google Cloud PlatformでAPIキーを取得
1
コントロールパネルの[設定] → [便利な機能] → [Googleマップ]を選択します。
2
“Googleマップダイアログ”が表示されますので、表示されているGoogle Cloud PlatformのAPIダッシュボードのURL(https://console.cloud.google.com/apis/)にアクセスし、APIを取得するGoogleアカウントでログインします。
- 「利用規約の更新」が表示される場合は、利用規約をご確認の上、「すべてのサービスと関連 API について、適用される利用規約を遵守して利用することに同意します。」を「はい」に設定し、同意します。
3
Google Cloud PlatformのAPIダッシュボードが表示されますので、[プロジェクトの選択]をクリックします。
4
プロジェクトの選択画面の[新しいプロジェクト]をクリックします。
5
任意のプロジェクト名を入力し、[作成]をクリックします。
6
作成したプロジェクトを選択し、サイドナビゲーションの[APIとサービス] → [ダッシュボード]を選択します。ダッシュボード画面が表示されたら[APIとサービスの有効化]をクリックします。
7
APIライブラリ画面が表示されたら、フィルタ条件の「Maps」をクリックします。
8
有効にするAPIは、「Geocoding API」と「Maps JavaScript API」です。はじめに「Geocoding API」をクリックし、[有効にする]をクリックします。
↓
9
「Geocoding API」の管理画面が表示されたら、サイドナビゲーションの[API]をクリックすると、使用中のAPIと未使用のAPIが表示されます。未使用のAPIの中から「Maps JavaScript API」をクリックし、[有効にする]をクリックします。
↓
10
サイドナビゲーションから[APIとサービス] → [認証情報]を選択します。
11
認証情報画面の[認証情報を作成]をクリックし、さらに選択肢から[APIキー]をクリックします。
12
「APIキーを作成しました」とメッセージが表示されたら、APIキーが作成されます。不正利用を回避する設定を行うため、[キーを制限]をクリックします。
13
キーの制限の「アプリケーションの制限の設定」および「API の制限」を設定し、上部の「APIキー」控えて[保存]をクリックします
- 設定が有効になるまで、最大5分かかることがありますので、サイトへの反映は時間をおいてからご確認ください。
キーの制限
アプリケーションの制限の設定 | 「なし」を選択します。
|
---|---|
APIの制限 | 「キーを制限」を選択し、プルダウンから下記のAPIを追加します。
|
14
Google Cloud Platformの作業は終了です。上記13で控えておいた「APIキー」は次の手順で使用します。
【2】ダイアログへのAPIキーの保存
1
コントロールパネルの[設定] → [便利な機能] → [Googleマップ]を選択します。
2
“Googleマップダイアログ”が表示されます。APIの取得の手順13で控えておいた「APIキー」をダイアログの《APIキー》に入力して[保存]ボタンをクリックします。
- “Googleマップダイアログ”のすべての地図がAPIタイプ「Dynamic Maps」に切り替わります。
引き続き、地図(Googleマップ)の設定を行う場合は、下記をご確認ください。
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