ant2マガジン
2024年03月
2024.03.27
生成AIってなに? 従来のAIとの違いと人気サービスの比較
こんにちは。
アントアントのメルマガ担当です。
いつもメールマガジン「ここだけは知っておきたい編」をご覧いただき、誠にありがとうございます。
ここ数年ニュースになることが多い『生成AI』、メルマガを見ていただいている方の中でも使ったことがある方も多いのではないのでしょうか。
今回は、昨今世界的に注目されている生成AIについて、どういったものなのか、何ができるのかについて簡単にご紹介します。
生成AIとは?
最近よく聞く『生成AI』とはそもそも何なのか。
生成AIだけではぱっとわからない方もいるかもしれません。しかし、『ChatGPT(チャットジーピーティー)』や『Copilot(コパイロット)』、『Gemini(ジェミニ)』などサービス名は聞いたことがある!という方も多いのではないでしょうか。今回はこの生成AIで何ができるのかを紹介していきます。また、これらのサービスについては後述しますので是非最後までご覧ください。
生成AIとは、ジェネレーティブAIとも呼ばれ、与えられたデータやパターンを用いて、新たなオリジナルデータを生成するAIのことを指します。
この生成AIには、「ディープラーニング(深層学習)」と呼ばれる機会学習技術が大きく関係しており、膨大なデータからパターンを学習、情報を分析することで情報を蓄積し、その蓄積・学習データを元に新しい出力を生成します。
生成AIと従来型AIの違い
従来型のAI
従来のAIは、与えられた特定の情報の中から探して最適な回答や結果を出すや情報の整理などの「あらかじめある情報から答えを導き出す」・「情報の分析・整理・分類」などが主な役割とされていました。
主な活用シーン:計算やデータ入力の自動化、顔認証を用いた本人確認など
生成AI
一方で、生成AIは与えられた情報を基に「新たなデータやコンテンツを生み出す」ことを役割としています。
さらに生成AIは、従来型のAIと異なり、与えられた情報からAI自身が学習を重ねることで、与えられた情報以上のデータを取得し、オリジナルのデータやコンテンツを生み出します。
主な活用シーン:Webサイトに使用する画像素材の作成、Web広告などの文章作成など
以上のことから、「AI自身がオリジナルのデータやコンテンツを生成できるかどうか」が従来型のAIと生成AIの違いとなるといえるでしょう。
生成AIの種類
生成AIとひとことで言っても、生成できる種類は主に以下の4つが挙げられます。
用途に応じて生成AIを使い分けることで、より希望の形に近いコンテンツを生成することができます。
1.文章生成
ユーザーが「プロンプト」と呼ばれるテキストを入力することで、AIがテキストの内容を解析して、自動的にテキストを生成するシステムです。
要約やプログラミングコードの生成、ブログ記事の生成などを行うことができます。
2.画像生成
テキストでどんな画像を生成してほしいのか、要望を入力することで、その内容に応じてオリジナルの画像を生成するシステムです。
写真のような画像やアニメ、3Dなど様々な画像をわずかな時間で生成することができます。
3.音声生成
テキスト情報から音声データを生成(変換)するシステムです。
特定の音声データを音声生成AIに学習させることで、その人の声で音声データを生成し、出力することもできます。
4.動画生成
テキストや画像データを元に、動画にしたい内容を入力することで自動的に動画コンテンツを生成するシステムです。
専門的な動画編集スキルがなくても高品質な動画を生成することができます。
人気の生成AIサービスについて
人気の生成AIサービスについてご紹介します。
どの生成AIサービスを使おうか迷っている方は、是非参考にしてください。
(2024年3月時点での情報となりますので詳細は各サービスのサイトをご確認ください。)
ChatGPT (チャットジーピーティー) |
Copilot (コパイロット) |
Gemini (ジェミニ) |
|
---|---|---|---|
価格 |
GPT-3.5:無償 GPT-4: |
Copilot in Windows:無償 Copilot Pro(個人プラン): |
Gemini:無償
Gemini Advanced: ¥2,900 ユーザー / 月 |
アカウント登録 | 必要 | 不要 | 必要 |
AIモデル | GPT-3.5 / GPT-4 | GPT-4 | Gemini Pro/Gemini Ultra |
日本語対応 | 〇 | 〇 | Gemini:〇 Gemini Ultra:✕ |
入力できるデータ | テキスト / 画像 / 音声 | テキスト / 画像 / 音声 | テキスト / 画像 |
生成できるデータ | テキスト / ソースコード / 画像 | テキスト / ソースコード / 画像 | テキスト / ソースコード / 画像 |
ファイルの読み込み・解析 | あり Advanced Data Analysis |
なし |
あり Google Docs / Sheetsのみ可 |
ウェブブラウジング | GPT-3.5:✕ GPT-4:〇 |
〇 | 〇 |
生成AIの活用方法
これらの生成AIサービスの活用場面は、ビジネスだけでなく多岐にわたります。
例えば以下の場面で活用することができると考えられます。
生成AIの活用例
- アイディアの創出
新しいデザインやコンテンツを自動生成することができるため多様なアイディアを効率よく生み出すことができます。 - コンテンツ作成
ニュース記事やブログ投稿などのテキストコンテンツを自動で生成することができます。 - 業務の効率化
録音データから自動で文字おこしをしてくれる文字おこし生成AIを使用することで議事録の作成の手間を省くことができます。 - 教育支援
カスタマイズされた学習資料やクイズを生成することで、個々の学習者に合わせた教育体験を提供することが可能です。 - 顧客サービスにおける質の向上
チャットボット機能と連携し、顧客からの問い合わせに対して自動的に回答を生成し、サポート対応することができます。
まとめ
今回は昨今ニュースでよく聞く生成AIと生成AIでできること、有名な生成AIサービスについてご紹介しました。
生成AIサービスは上記の他にも、画像生成に特化したサービスなどもあり、活用方法もたくさんあります。
また、AI技術の進化によりこれからさらに多くの生成AIサービス、機能が増えてくるかと思います。
しかし、まだまだ進化途中の生成AI。
できることも増えるかと思いますが、その分使い方を間違えるとセキュリティなどのリスクも増えてきます。
人間側も使い方や技術を常に学び、適切な方法で活用を模索する必要があるといえるでしょう。
是非、この機会に生成AIについて一緒に学んでいきましょう!
次回は、音声生成AIや画像生成AIのサービスについてと生成AIの活用によって懸念されるリスクについてご紹介します!
2024.03.13
ant2 CMS 2023年アップデート総集編
こんにちは。
アントアントのメルマガ担当です。
いつもメールマガジン「ここだけは知っておきたい編」をご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回は、2023年3月~2024年2月までにリリース・大きく改善、アップデートされたant2 CMS・OEMサービスの機能ついて10個まとめてご紹介します!
ant2 CMS 2023年度アップデートをまとめてご紹介
1.業種別ひな形CMSテンプレートを120点リリース
業種別ひな形CMSテンプレートとは
ant2 CMSのOEMサービスでは簡単にWebサイトを制作できるように業種別のひな形CMSテンプレートをご用意しています。
こちらはデザインだけが設定されたテンプレートではなく、業種ごとのメニュー構成でページ内の画像やテキストが予め用意されているため、最低限の編集を行っていただくことですぐにWebサイトを公開することができます!
OEMサービス導入後は、すべて無料で使用することができ、オリジナルの業種データを登録することも可能です。
サービス内では業種別のひな形CMSデザインテンプレートについては、
『初期データ』という名前で提供しています。
2023年度にリリースした業種別のひな形CMSテンプレート
こちらは毎月リリースしており、約1年で120点のテンプレートをリリースしました!
業種:エステサロンや酒造、コンサルタント、オンラインサロン、士業など
リリース数:120点
リリースしたCMSテンプレートのご紹介(一部)
2023年度にリリースしたテンプレートの上位4つをご紹介!
★初期データってなに?
初期データについて、詳しくは過去のメルマガでも紹介しておりますので是非ご覧ください。
2.Googleマップの表示設定の改善
ant2 CMSでは、CMS上でGoogleマップを簡単に作成することができます。
また、作成したGoogleマップはant2 CMSでご利用可能なコンテンツパーツ、レイアウトで配置できるパーツとして挿入することができます。
今回のGoogleマップの表示設定のバージョンアップでは、設定できる項目が増え、マップタイトルの表示・非表示やマップの配置プレビュー、表示内容の選択ができるようになりました。
■マップタイトルの表示・表示内容の選択
マップタイトルの表示・非表示、表示内容(マップと案内文・マップのみ)を選択できるようになりました。
■Googleマップの配置プレビュー
Googleマップの設定画面でマップの配置箇所を設定、プレビューで確認することができるようになりました。
実際にマップを挿入した場合(クリックで画像を確認)
■Googleマップのカラー
Googleマップの設定画面でマップのカラーを選択することができるようになりました。
実際にマップを挿入した場合(クリックで画像を確認)
3.CMSデザインテンプレートを確認できる一覧サイトを公開
ant2 OEMサービスで利用できる業種別のひな形CMSテンプレートを確認することができる一覧サイトをオープンしました!
こちらでは毎月リリースしている業種別・機能別の業種別のひな形CMSテンプレートをご確認いただくことができます。
勿論、2023年にリリースしたひな形CMSテンプレートもご覧いただくことができます!
CMSデザインテンプレート一覧サイトでできること
- 業種別・機能別でテンプレートを確認
- 各テンプレートのページ内容・表示を確認
- デバイスによる表示の切替
- 毎月更新される人気テンプレートの順位を確認
- リリースされた最新のテンプレートを確認
PC表示
スマホ表示
4.コンテンツパーツを96点リリース
コンテンツパーツとは
コンテンツパーツとは、フリーページのメインコンテンツ内で簡単に画像やテキスト、ボタンなどを挿入するための枠組みのことを指し、コンテンツ内に自由にいくつも配置できます。
2023年度にリリースしたコンテンツパーツ
こちらは毎月リリースしており、約1年で96点のコンテンツパーツをリリースしました!
リリース数:96点
リリースしたコンテンツパーツのご紹介(一部)
1.数字カウントアップ/画像
数字カウントアップ/画像
100
実績数や顧客数、満足度や順位など数値でアピールすることができるパーツです。画面内にパーツが表示されると設定した数字までカウントアップされます。
2.ステップリスト(横並び)_ver.2
「ご契約までの流れ」などに使えるパーツです。
このパーツを続けて追加すると、横並びに均等幅で追加されパーツ間に矢印が入ります。
(下のパーツは3つ続けてパーツを追加しています)
01
ステップ1
サンプルテキストサンプルテキストサンプルテキスト
01
ステップ2
サンプルテキストサンプルテキストサンプルテキスト
3.タイトル見出し・テキスト/画像
タイトル見出し・テキスト/画像 サブタイトル(h2)
サンプルテキストサンプルテキストサンプルテキスト
5.コンテンツパーツサイドバーのUI改善
コンテンツパーツを追加、もしくは変更する際に表示されるコンテンツパーツサイドバーのユーザーインターフェース(UI)を改良いたしました。
絞り込み検索ができるようになり、よりパーツの検索を行いやすくなりました!
《UI改良に伴う変更点》
- コンテンツパーツの検索で複数カテゴリーを選択して絞り込みができるよう変更
- コンテンツパーツサイドバーで、パーツのプレビュー表示の開く/閉じるの切替機能を削除し、常に全体を表示するように変更
コンテンツパーツ追加・変更のサイドバー表示時
(サイドバートップ)
コンテンツパーツのカテゴリー選択時
(絞り込み検索)
6.LINE公式アカウントと連携!「LINE予約管理」をリリース
ユーザー待望の機能を新リリース!
LINEの公式アカウントから受け付けた予約情報をant2 CMSで管理できるようになりました。
LINE連携予約機能では大きくわけて
こちらの3点を行うことができるようになりました!
- LINEのトーク画面から予約を受付
- LINEのトーク画面に表示させるリッチメニューや予約カレンダーの設定
- 受け付けた予約情報をCMS上で管理
1.LINEのトーク画面から予約を受付
ユーザーはLINEの公式アカウントのカレンダーから予約を行うことができます。
★LINE予約管理機能をご利用いただくためにはLINEの公式アカウントの開設が必要となります。
予約日を選択
予約時間、人数など
予約に必要な情報を入力
入力内容の確認
予約受付完了
2.LINEのトーク画面に表示させるリッチメニューや予約カレンダーの設定
実際にユーザーが操作する公式LINEアカウントのトーク画面に表示される予約カレンダーや店舗設定・シナリオ設定などもCMS上で簡単に設定することができます。
予約カレンダー
店舗設定
シナリオ設定
オリジナルリッチメニュー
3.受け付けた予約情報をCMS上で管理
LINEから受け付けた予約の確定・拒否の処理もCMS上で簡単に行うことができ、ステータスや予約日などで絞り込み検索を行うことも可能となっています。
勿論、予約の詳細情報も確認することができます。
予約一覧
予約詳細
7.オンラインショップのreCAPTCHA設定機能をリリース
昨今増え続けているサイトへの不正アクセス。
オンラインショップも例外ではなく、オンラインショップ会員登録における不正アクセスが多発しています。
そこで、オンラインショップ会員登録における不正アクセスによる入力防止やスパム対策対応のため、reCAPTCHAの設定機能をリリースいたしました。
★reCAPTCHAとは?
フォームにおいてbot(プログラム)による入力か、人の手による入力かを判断することができるシステムのことを指し、スパム対策としてご利用いただくことができます。
★ant2 CMSのセキュリティ対策
ant2 CMSのセキュリティ対策についてはこちらでご紹介していますので是非ご覧ください。
『お使いのCMS、セキュリティ対策できていますか?今日からできるセキュリティ対策』
8.jQueryバージョン、Bootstrapバージョン設定機能をリリース
テンプレートで使用する各ファイルのバージョンを変更するかどうか設定できる機能がリリースされました。
現在は、テンプレートで使用するjQueryバージョン、BootstrapのJavaScriptファイルのバージョンは、テンプレートに記述された記述のまま適用されることで、現在はバージョンが判別できる状態となっております。脆弱性対策として、テンプレートでご利用の各バージョンを指定の選択肢に変更する際は設定してご利用ください。
《設定変更画面》
9.ブロックごとに背景画像を設定できる機能をリリース
ant2 CMSの編集サイトで作成するページは編集サイトで作成するページは、“ブロック”という単位で構成されています。
このブロックごとに背景画像を設定することができる機能がリリースされました。
背景画像の設定は、カラーカスタマイズ機能の「詳細設定」より各ブロックのカラーと同様に設定していただくことができます。
★ブロックごとに背景画像を変えることができるメリット
ヘッダーメニューやフッターメニューなどに画像を設定することでサイト全体の統一感やメリハリをだすことができます。
【HEADERブロックの背景画像を設定】
【HEADERブロックの背景画像を設定】
★ブロックの背景画像の設定方法
ブロックの背景画像の設定方法について詳しくはこちらで紹介していますので是非ご覧ください。
10.ブログの日付の表示・非表示設定機能をリリース
ブログのエントリー表示の際に日付を表示するかどうかを設定できる機能がリリースされました。
ブログ単位での設定や、個別にブログのパーツやページごとに設定することができます。
《日付表示を設定できるパーツ》
- 最新エントリー
- エントリー一覧
- エントリー詳細の日付
- 関連エントリーの日付
- 月別アーカイブの日付
- カテゴリーアーカイブ
- ブログ内検索の日付の表示
1.ブログ全体の日付表示
2.パーツ・ページごとの日付表示
(例)カテゴリーアーカイブページの日付表示
まとめ
今回は特に大きく改善・アップデートされた機能や新機能を10個ご紹介しました。
ant2 CMSは上記の他にもバージョンアップを行っており、残念ながら今回の記事ではご紹介できなかった新機能も多数ございます。
毎月リリースしているCMSデザインテンプレートやコンテンツパーツは勿論、今後もant2 CMSはバージョンアップしていきますので是非今後も進化し続けるant2 CMSにご期待ください!
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