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2023年02月

2023.02.22

メールが届かない原因の1つかも?正しく設定しよう!SPFレコードの仕組みと設定について

こんにちは。
アントアントのメルマガ担当です。

いつもメールマガジン「ここだけは知っておきたい編」をご覧いただき、誠にありがとうございます。

メールを送信してもエラーとなり送信できないというお問い合わせをいただくことがあります。

そこで、今回はメールを送信できない要因の1つとしてあげられる『SPFレコード』についてご紹介します。

SPFレコード

SPFレコードとは、メールの送信ドメイン認証のひとつです。

送信元のメールアドレスのドメインを認証することでIPアドレス・ドメインの身元を確認することができ、電子メールの送信元を偽る「なりすまし」対策として設定されます。

SPFレコードに記述する内容

SPFレコードには、IPアドレス情報やドメイン情報などの使用しているメールサーバーの情報を記述する必要があります。

SPFレコード認証の流れ

(0)SPFレコード(メールサーバー情報)を使用するドメインのネームサーバー(DNS)に予め登録する

(1)送信者からメールを送信する

(2)受信側のメールサーバーが、受信する前に送信先のメールアドレスのドメインの情報を管理しているネームサーバー(DNS)に問い合わせし、ドメインのSPFレコードを確認する

(3)SPFレコードを照合した結果、メールの送信元のサーバー情報と問い合わせして返ってきたSPFレコードの内容が一致した場合は認証成功となり受信者にメールが届く

SPFレコードは必ず設定しなければならないのか

弊社ではSPFレコードを設定していただくことを推奨しています。
というのも、サイバーテロの問題でメールサービス側のセキュリティが見直され、認証のないメールを受信NGとするケースが多くなっており、現に販売代理店様からもお問い合わせを多くいただいているため、設定いただくようご案内しております。

SPFレコードを設定しないで起こるリスクの1番はメールが届かないこと

受信先のメールサーバーがDNSにSPFレコードを問い合わせした結果、送信元のSPFレコードと一致しない場合は
受信側サーバーが受信を拒否しメールが届かないことがあります。

特にCMSで作成されたメールフォームがGmail宛の場合は要注意!

CMSで作成されたメールフォームによくある自動応答の設定。
この設定をすることで、問い合わせや回答があると問い合わせたの際に入力されたメールアドレス宛に自動でメールが送ることができます。

この自動応答のメールが届いていない・迷惑メール扱いになるといった場合には、送信元のメールアドレスがGmailに設定されていることが主な原因とされており、
その理由としてはgmail.comのSPFレコードに使用しているメールサーバーの情報が無いのが原因で、Gmail側で受信拒否されるかたちとなります。
また、gmail.comのDNSレコードにSPFレコードを追加をすることができないため対応方法がありません。

受信拒否されないようにするには、SPFレコードの設定を行うことができるドメインのメールアドレスを送信元として設定する必要があります。

SPFレコードが設定されているかどうか確認するには?

下記サイトよりご利用中のネームサーバー内の情報を確認することができます。

nslookup(dig)テスト【DNSサーバ接続確認】

https://www.cman.jp/network/support/nslookup.html

ホスト名:確認したいドメインを入力
オプション
SPFレコードを確認したい場合:TXT(テキスト情報)を選択
DNSの全ての情報を確認したい場合:ANYを選択

【dig実行】をクリックしてご確認ください。

★注意点★
SPFレコードの設定はドメイン単位となりますので
サブドメインをお使いの場合はサブドメインで設定・確認が必要となります。

SPFレコードの記述について

一般的なSPFレコードの記述

SPFレコードの書き方

一般的にSPFレコードはTXTレコードを使用して記述します。

SPFレコードの記述機構

機構 説明
v
SPFのバージョンのこと
レコードの最初に記述する必要があり、原則として「v=spf1」と記述
ip4

メールサーバーを IPv4 アドレスまたはアドレス範囲で許可する

include ドメインを記述する際に使用するもの
all すべての受信メールが照合されることを指定する

SPFレコードの設定方法

設定の前に!

まずは、SPFレコードに設定する上で必要なメールサーバー情報を確認する必要があります。
メールサーバー情報については、使用しているメールサーバー管理会社に記述方法や記述内容についてご確認ください。

   

SPFレコードが設定されていない場合

下記を参考にご利用のメールサーバー管理会社に設定内容をご確認の上、設定を行ってください。

メールサーバーのドメインで設定する場合の記述例

sample.co.jp. IN TXT ”v=spf1  include:abc.co.jp  ~all”」

sample.co.jp.:ご利用のドメインを入力
abc.co.jp:ご利用のメールサーバーのドメインを入力

IPアドレスで設定する場合の記述例

sample.co.jp. IN TXT ”v=spf1  ip4:123.123.123.123  ~all”」

ここまで
(公開サイトには表示されません)

   

既にSPFレコードは設定されており、追記する場合

【追記前の設定内容】メールサーバー情報(ドメイン・IPアドレス)が設定されている状態
「sample.co.jp. IN TXT ”v=spf1 include:def.co.jp ip4:456.456.456.456  ~all”」

【追記する場合の設定内容】

・追加するドメイン:example.co.jp
既存のSPFレコードにメールサーバーのドメイン・IPアドレスの記述があり、
さらに追記する場合は利用したいメールサーバーのドメインをご入力ください。

「sample.co.jp. IN TXT ”v=spf1 include:def.co.jp ip4:456.456.456.456 include:example.co.jp  ~all”」

・追加するIPアドレス:789.789.789.789
既存のSPFレコードにメールサーバーのドメイン・IPアドレスの記述があり、
さらに追記する場合は指定したいIPアドレスをご入力ください。

「sample.co.jp. IN TXT ”v=spf1 include:def.co.jp ip4:456.456.456.456 ip4:789.789.789.789  ~all”」

※追記する記述内容はメールサーバー管理会社にご確認ください。

ここまで
(公開サイトには表示されません)

ant2 CMSご利用の場合のSPFレコードの設定について
よくあるご質問

どういった場合にSPFレコードの設定が必要?どこから設定できる?

ご利用のネームサーバー・メールサーバーによって異なりますので
下記をご確認の上、設定を行ってください。

【ant2 標準ネームサーバー・メールサーバーをご利用の場合】

→代理店様での設定は不要です。弊社にてプラン変更時に設定しております。

【ant2 標準ネームサーバー・外部のメールサーバーをご利用の場合】

ご利用のメールサーバー管理会社にSPFレコードの確認の上、設定を行ってください。

 設定箇所:OEMサービス管理画面内の[ドメイン管理]
★ご利用のメールサーバーによっては、SPFレコードの記述が異なる場合がありますのでご注意ください

【外部のネームサーバー・ant2のメールサーバーをご利用の場合】

既存のSPFレコードの記述に弊社からお送りしているSPFレコードの追記を行ってください。

 設定箇所:ご利用の外部のネームサーバーの管理画面

外部のネームサーバー・メールサーバーをご利用の場合

→ご利用のメールサーバー管理会社にSPFレコードの確認の上、設定を行ってください。

 設定箇所:ご利用の外部のネームサーバーの管理画面

CMSを利用して作成したメールフォームの送信先メールアドレスがサイトのドメインと異なる場合はSPFレコードの追記が必要?

お問い合わせなどのCMSを利用したメールフォームの送信先メールアドレスの設定が
フォームのサイトのドメインと異なる設定にされたい場合はSPFレコードの追記が必要となります。

(例)

サイトA(abc.co.jp)のメールフォームで送信元メールアドレスをBのメールアドレス(sample@sample.sample)を利用したい場合

→サイトBのネームサーバーの管理画面でAのメールサーバーのSPFレコードの追記が必要となります。

【追記前の設定内容】

「sample.sample. IN TXT ”v=spf1 include:sample.sample ~all”」

【追記後の設定内容】

「sample.sample. IN TXT ”v=spf1 include:sample.sample  include:abc.co.jp ~all”」

記述につきましてはオンラインヘルプに記載しておりますのでご確認ください。

★CMSからのメール送信時の送信元メールアドレスは下記よりご確認いただけます。

【メールフォーム】

【オンラインショップ】

【会員管理】

SPFレコードの設定はいつ設定したらいいの?

SPFレコードの設定は有料プラン変更完了後に設定が必要となります。

ご利用のネームサーバー・メールサーバーをご確認の上、設定を行ってください。
※ant2 ネームサーバー・ant2のメールサーバーをご利用の場合は、弊社でプラン変更時に設定させていただいておりますので別途設定は必要ございません。

設定したいけれどSPFレコードの記述はどこに書いているの?

外部のネームサーバー・ant2のメールサーバーをご利用の場合は、有料プラン変更完了メール内に記載しておりますのでご確認ください。

まとめ

今回はSPFレコードの仕組み、設定方法やよくあるご質問についてご紹介いたしました。

SPFレコードの設定を行っていない場合は、メールの受信ができない場合がありますので
もしも今回のメルマガを読んで、SPFレコードの設定がちゃんとされているかどうか不安な方がいらっしゃいましたら上記の方法でご確認ください。

2023.02.08

ant2 OEMサービスご契約後に作成可能なCMSサービスサイトのご案内

こんにちは。
アントアントのメルマガ担当です。

いつもメールマガジン「ここだけは知っておきたい編」をご覧いただき、誠にありがとうございます。

今回は、ant2 OEMサービスをご契約後にご活用いただける販促支援ツールの1つ、『CMS紹介サイト(CMSサービスサイト)』をご紹介します。

CMS紹介サイト(CMSサービスサイト)とは

ant2 OEMサービスでは、ご契約後にサービス管理ツールをご提供させていただいております。
管理ツールでは販売プランの設定やドメインの新規取得や管理、OEMサービスの全ての管理が可能となっております。

この管理ツールは、ご契約時に決定していただくメインドメイン(例:sample.net)の裏側に構築され販売代理店様のみご確認いただけるサイト(例:sample.net/○○)となっておりますが、メインドメイン自体には自由に編集いただけるCMSサービス紹介サイトを構築しております。
そのままCMSサービス紹介用としてのご活用はもちろん、自社の他サービス紹介を含めたサービスサイトとしてご活用いただくことも可能です。

 CMS紹介サイト(メインドメイン例:sample.net)

サービス管理ツール(例:sample.net/○○)

CMS紹介サイト

CMSのサービスサイトとしてご活用していただくことが可能です。

例えば下記のようなコンテンツを作成していただくことができます。

  • CMSサービスについて
  • CMS機能紹介
  • 料金プラン
  • サンプルデザイン紹介
  • 新機能やバージョンアップのお知らせ
  • お問い合わせフォーム

サービス管理ツール

サービス管理ツールからは下記の設定・管理、サポートへのお問い合わせが可能です。

  • 新規サイトの作成/管理
  • ドメインの新規取得/移管申請
  • ユーザー情報の管理
  • 販売プランの設定
  • 操作権限の作成
  • オリジナルデザインの追加・デザイン管理
  • セキュリティ設定(独自SSL/2段階認証など)
  • サポートフォーム
  • その他オプション申請

サービス管理ツールについて詳しくはこちら

CMS紹介サイト(サービスサイト)の作成について

ant2 OEMサービスではCMS紹介サイトのテンプレートとして、4種類のパターンをご用意しています。

販売代理店様にご案内しているページよりダウンロードすることが可能となっており、
サイトにテンプレートのバックアップファイルを追加することで簡単にCMS紹介サイトとして公開することができます。

パターン1

パターン2

パターン3

パターン4

CMS紹介サイト内にご用意しているコンテンツ

CMS紹介サイトには下記のページがはじめから作成されています。
各ページは販売代理店様にて編集していただくことが可能です。

勿論、新しいページやブログなどを追加することもできます。

  • CMSのポイント紹介
  • CMSの機能についてのよくあるご質問
  • 機能一覧・動作環境
  • サンプルサイト・事例紹介
  • 料金プランページ
  • スタッフブログ
  • お問い合わせフォーム
  • プライバシーポリシー
  • 最新アップデート情報
  • ニュースリリース
  • CMS使い方講座(基本操作~サイト公開までの操作について)
  • 運営会社

CMS紹介サイトに必要な情報はこのCMS紹介サイトのデータがあれば
下の画像のようなページを簡単に作成することができます

CMS紹介サイト以外にもant2 OEMサービスご契約後にご活用していただける様々な支援ツールをご用意しております

本来は自社で用意する必要があるツールも、ant2 OEMサービスでご用意しているものを使えば
1から作成せずに少し手を加えるだけですぐにご活用いただけます。

詳しくはこちら『ant2 OEMサービスの販売支援・制作支援ツール、OEMサービスヘルプツールのご紹介』

ant2 OEMサービスをご契約後にご活用いただけるコンテンツ

販促支援ツール

  • CMS紹介サイト
  • デモ提供後のフォローメールひな形テキスト
  • CMS紹介チラシ・パンフレット
  • CMS使い方動画
  • オンラインショップお試しサイト用データ
  • 自社セミナー開催セット
  • 他社CMS比較資料

制作支援ツール

  • WEB制作ヒアリングシート
  • 動画制作ヒアリングシート
  • CMS操作説明スタートガイド
  • オンラインショップのチェックシート

契約書雛形

  • エンドユーザー様用 CMSサービス利用規約雛形
  • エンドユーザー様用 CMSサービス申込用紙雛形

まとめ

今回はant2 OEMサービスご契約後にご活用いただける『CMS紹介サイト』についてご紹介いたしました。

自社サービスとしてCMS紹介のサイトにご活用いただくことは勿論、CMSを含めた自社のコーポレートサイトとしてもご活用いただくことが可能となっております。

勿論、その他のコンテンツもサービス販売・開始の際にご活用いただくことができますので是非、CMS紹介サイトの作成も含めてant2 OEMサービスをご検討ください!