メールソフトの設定を暗号化接続に変更する
メールソフトの設定には、「通常接続の場合」と「暗号化接続の場合」の2つの設定方法がありますが、プロバイダーにより暗号化接続が推奨されるため、「暗号化接続の場合」の設定が推奨する基本設定となります。
既に「通常接続の場合」で利用しているメールソフトの設定を、「暗号化接続の場合」に変更する場合、下記の設定変更を行ってください。
- プロバイダーのメール制限により、メールソフトの設定を「通常接続の場合」で設定されている場合にエラーが生じる場合があります。その際は、「暗号化接続の場合」の設定に変更を行ってください。
通常接続と暗号化接続の見分け方
メールソフトの設定の「受信メールサーバー(POP3サーバー)」および「送信メールサーバー(SMTPサーバー)」を確認します。「mail.ドメイン名」で設定されている場合は通常接続、「mx●●.secure-cms.net」で設定されている場合は、暗号化接続となります。
※暗号化接続となる「mx●●.secure-cms.net」のサーバーが設定されている場合は、変更は必要ありません。
通常接続の場合 | 暗号化接続の場合(推奨) | |
---|---|---|
受信メールサーバー(POP3サーバー) | mail.ドメイン名 | mx●●.xxxx-xx.net |
送信メールサーバー(SMTPサーバー) | mail.ドメイン名 | mx●●.xxxx-xx.net |
主要なメールソフトでの確認方法
Office Outlook 2016の場合
- メニューの[ファイル] → [情報] → [アカウント設定] → [アカウント設定]をクリックします。
- “アカウント設定”画面で作成したアカウント名を選択し、「変更」をクリックします。
- 表示された“POPとIMAPのアカウント設定”画面のサーバー情報の「受信メールサーバー(POP3)」と「送信メールサーバー(SMTP)」を確認してください。
Becky! Internet Mailの場合
- メニューの[ツール] → [メールボックスの設定]をクリックします。
- 表示された設定画面の【基本設定】タブのサーバー情報にある「受信メールサーバー(POP3)」と「送信メールサーバー(SMTP)」を確認してください。
STEP1で現在のメールソフトの設定が「通常接続の場合」に暗号化接続に変更する場合は下表の設定変更が必要となります。また、主要なメールソフトにおける設定変更をご紹介しておりますので、ご参考の上、設定の変更を行ってください。
主要なメールソフトの変更方法
メールソフトの変更内容
現在の設定 | 変更内容 | |
---|---|---|
【通常接続の場合】 | 【暗号化接続の場合】 | |
受信メールサーバー(POP3サーバー) | mail.ドメイン名 | (例)mx●●.xxxx-xx.net に変更 ※設定するサーバー名は、メール設定ダイアログのPOP3サーバのmail.ドメインの後ろにある()内のメールサーバー名に変更してください。 |
受信メールサーバーポート番号 | 110 | 995 に変更 |
送信メールサーバー(SMTPサーバー) | mail.ドメイン名 | (例)mx●●.xxxx-xx.net に変更 ※設定するサーバー名は、メール設定ダイアログのSMTPサーバのmail.ドメインの後ろにある()内のメールサーバー名に変更してください。 |
送信メールサーバーポート番号 | 25 | 587 に変更 ※既に「587」が設定されている場合は変更は必要ありません。 ※暗号化された接続を行うため、暗号化接続の種類は「自動」または「TLS」を設定してください。 |
アカウント名 | [ケース1] メールアドレスが設定されている場合 |
[ケース1] 変更不要(メールアドレス) |
[ケース2] メールアドレス以外が設定されている場合 |
[ケース2] メールアドレスに変更 |
Office Outlook 2016の場合
下記のページを参照し、“アカウント設定”画面の[修復]ボタンをクリックする方法でメールアカウントのプロパティの変更を行ってください。
⇒ メールアカウントのプロパティの確認・変更についてはこちら
POPアカウントの設定(受信メール)
ユーザー名 | 変更はありません。 |
---|---|
パスワード | 変更はありません。 |
サーバー | 受信メールサーバー名(mx00.xxxx-xx.net)を入力 ※mail.ドメイン名ではありませんのでご注意ください。 |
ポート | 995 |
このサーバーでは暗号化された接続(SSL/TLS)が必要 | チェックを入れます。 |
セキュリティで保護されたパスワード認証(SPA)でのログオンが必要 | チェックを外します。 |
POPアカウントの設定(送信メール)
サーバー | 送信メールサーバー名(mx00.xxxx-xx.net)を入力 ※mail.ドメイン名ではありませんのでご注意ください。 |
---|---|
ポート | 587 |
暗号化方法 | “自動”または“STARTTLS”を選択します。 |
セキュリティで保護されたパスワード認証(SPA)でのログオンが必要 | チェックを外します。 |
送信(SMTP)サーバーには認証が必要です | チェックを入れます。 |
受信メールサーバーと同じ設定を使用する | 選択する。 |
Becky! Internet Mailの場合
下記のページを参照し、“アカウント設定”画面の[修復]ボタンをクリックする方法でメールアカウントのプロパティの変更を行ってください。
⇒ メールアカウントのプロパティの確認・変更についてはこちら
基本設定
POP3サーバー(受信) | 「mail.ドメイン名」が設定されている場合は、メール設定ダイアログのPOP3サーバのmail.ドメインの後ろにある()内のメールサーバー名「mx●●.xxxx-xx.net」に変更します。 |
---|---|
POP3S | チェックを入れます。 |
SMTPサーバー(送信) | 「mail.ドメイン名」が設定されている場合は、メール設定ダイアログのSMTPサーバのmail.ドメインの後ろにある()内のメールサーバー名「mx●●.xxxx-xx.net」に変更します。 |
OP25B | チェックを入れます。 |
ユーザーID | メールアドレス以外が設定されている場合は、メールアドレスに変更します。 |
詳細
サーバーのポート番号 - SMTP | 「587」を入力します。 |
---|---|
Pサーバーのポート番号 - POP3 | 「995」を入力します。 |
SSL/TLS関連 | 受信用:「デフォルト」を選択します。 送信用:「デフォルト」を選択します。 |
クライアント証明書を使用 | チェックを入れます。 |
SMTP認証 | チェックを入れます。 |
CRSM-MD5/LOGIN/PLAIN | すべてチェックを入れます。 |
ユーザーID | メールアドレス以外が設定されている場合は、メールアドレスに変更します。 |
ESMTPを使用 | チェックを入れます。 |