2026.08.26
Claude Code・Codexでサイトが作れる時代、WEB制作をプロに依頼する価値はどこにある?
こんにちは。アントアントのメルマガ担当です。 いつもメールマガジン「ここだけは知っておきたい編」をご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回は、ノーコードCMSに加えて、Claude CodeやCodexといったAIコーディングエージェントを使ってWEBサイトを作成できる時代に、制作会社やWEB制作のプロへ依頼する価値はどこにあるのかを考えていきます。 あわせて、「AIに任せられること」「自社でできること」「プロに相談したほうがよいこと」を整理しながら、 ant2 CMSを活用して、制作後のWEBサイトを自社で無理なく運用していく方法についてもご紹介します。

WEB制作の変化

ここ数年で、WEBサイトの作り方は大きく変わってきました。 これまでは、WEBサイトを作るためにはHTMLやCSSなどの専門知識が必要で、 「WEB制作は制作会社やエンジニアに依頼するもの」というイメージをお持ちの方も多かったのではないでしょうか。
しかし現在では、専門的なコードを書かなくてもページを作成・更新できるノーコードCMSが広く利用されるようになりました。
さらに最近では、Claude CodeやCodexといったAIコーディングエージェントを活用し、 AIに「このようなページを作ってほしい」「この部分を修正してほしい」と指示しながら、WEBサイトを作成する方法も身近になりつつあります。
以前に比べると、WEB制作のハードルは大きく下がり、「自社でもWEBサイトを作れるのでは?」「AIを使えば制作会社に依頼しなくてもよいのでは?」と考える企業も増えてくるかもしれません。
実際に、AIをうまく活用すれば、簡単なページの作成や文章の変更、画像の差し替え、デザインの調整など、自社で対応できる範囲はこれまで以上に広がっています。 では、誰でもWEBサイトを作りやすくなった今、制作会社やWEB制作のプロへ依頼する意味はなくなってしまったのでしょうか。
実は、そうではありません。
WEBサイトは「ページを作って公開できれば完成」というものではなく、「誰に何を伝えるのか」「どのような順番で情報を見てもらうのか」「お問い合わせや購入など、次の行動へどうつなげるのか」といった設計も重要です。
また、公開後には情報を更新し続ける必要がありますし、SEO対策、スマートフォンでの見やすさ、セキュリティ、運用方法なども考えていかなければなりません。
つまり、AIによって「WEBサイトを作る作業」は簡単になってきましたが、「成果につながるWEBサイトを考え、長く運用していくこと」には、また別の知識や経験が必要になります。
AIは、指示された内容を形にすることを得意としています。一方で、「そもそも何を作るべきなのか」という部分は、自社の事業、競合、目的などを踏まえて判断しなければなりません。
WEBサイトを作る手段が簡単になったからこそ、「作る前に何を決めるか」が、これまで以上に重要になっています。AIが生成したコードを利用する場合も、内容を確認し、必要に応じて修正できる体制が重要です。
プロへ依頼する価値は、コードを書く作業だけではなく、AIが作成したものを確認し、企業の目的に合ったWEBサイトへ整えることにもあります。

WEBサイトでは見た目以外にも確認すべきことがあります。 例えば、スマートフォンで見ても使いやすいか、必要な情報まで迷わずたどり着けるか、 お問い合わせフォームは正常に動くか、ページのタイトルや説明文は適切か、公開後に担当者自身で更新できるか、といった点です。
さらに、AIが生成したコードを利用する場合には、既存の機能へ影響していないか、安全性に問題がないか、変更内容をあとから確認できる状態になっているかといった視点も必要になります。
つまり、AIが作ったものをそのまま公開するのではなく、正しく作られているかを判断する工程も重要なのです。
AIがコードを書けるようになると、「プロの仕事がAIに置き換わるのでは?」と思われるかもしれません。 しかし、これからのWEB制作では、プロの役割がなくなるというより、役割の中心が変わってきています。
以前は「コードを書く」「ページを作る」といった制作作業そのものに専門性が求められていました。
これからは、それに加えて、何を作るべきかを考え、AIが作ったものを確認し、成果につながる形へ整えることがより重要になります。
プロに制作を依頼する価値
01WEBサイトの目的を明確にする
- 会社やサービスの信頼性を高める
- 商品やサービスへのお問い合わせを増やす
- 採用への応募を増やす
- 店舗への来店を促す
- 既存のお客さまへ情報を届ける
目的によって、必要なページや掲載する情報、ボタンの位置、更新すべき内容は変わります。 プロは、事業内容、お客さまの特徴、競合サイト、現在の課題などを整理し、WEBサイトが担う役割を明確にします。
02訪問者が迷わない導線を設計する
企業側が掲載したい情報と、訪問者が知りたい情報は、必ずしも一致しません。 例えば、企業側は商品の特徴を伝えたいと思っていても、訪問者は料金や導入事例、サポート内容を先に知りたい場合があります。そのため、訪問者の立場で情報の順番やページ構成を考えることが重要です。
03企業らしさを伝える
AIへデザインを依頼すると、整ったデザインが生成されることがあります。 しかし、そのデザインが自社の商品、サービス、理念、対象とするお客さまに合っているとは限りません。
信頼感を伝えたいのか、専門性や先進性を伝えたいのかなどによって、使用する色、写真、フォント、文章、余白は変わります。
プロは、単に見た目を整えるだけではなく、その企業らしさが伝わるようにデザインを組み立てます。
整理しておきたい公開後の運用ポイント
WEBサイトは、公開した時点で完成ではありません。
お知らせ、事例、商品情報、採用情報、営業時間など、内容を継続的に更新する必要があります。
公開後も安心してWebサイトを運用するために、次のような情報を整理しておくことをおすすめします。
- 使用しているサービスやシステム
- ドメインとサーバーの管理者
- 更新と公開の手順
- バックアップ方法
- 不具合が起きた場合の相談先
- セキュリティ対策
- 社内担当者と外部業者の役割
Claude Code・Codexとant2 CMS
Claude CodeやCodexとant2 CMSは、どちらか一方を選ぶものではなく、目的によって使い分けることができます。
AIが得意な部分はAIに任せ、自社でできる更新は自社で行い、専門的な判断が必要な部分だけプロへ相談する方法もあります。 例えば、WEBサイトの目的や構成、デザインの基本ルール、重要なページなどはプロと一緒に設計します。
制作の過程では、Claude CodeやCodexなどを活用して作業を効率化することもできます。 そして、サイト公開後のお知らせやブログ、事例の追加などは、CMSを使って自社で更新します。
大きなデザイン変更、技術的な問題が発生したときには、必要に応じて再びプロへ相談します。 このように役割を分けることで、AIの手軽さや速さ、プロの専門性、CMSの運用しやすさを組み合わせられます。
| 役割 | 活用する内容 |
|---|---|
| AI | コードの作成や修正、デザインの調整 |
| 自社 | お知らせやブログ、事例の追加 |
| プロ | WEBサイトの目的や構成、デザインの基本ルール、重要なページ |
| ant2 CMS | ページ作成、ブログ、トピックス、メールフォーム |
ant2 CMS・サービスでの設定・活用方法
ant2 CMSでは、ページ作成、ブログ、トピックス、メールフォームなど、サイト運用に必要なさまざまなコンテンツを管理できます。
AIで制作を効率化し、その後の更新・管理をant2 CMSで仕組み化することで、「作った人しか分からないサイト」ではなく、会社として継続して管理できるWEBサイトを目指すことができます。
AIと組み合わせながらant2 CMSをどのように活用できるのかをご紹介します。

ページの追加・修正
AIを使えば、新しいページをすばやくその都度作ることができます。
しかし、担当者ごとに異なる指示でページを作成したり、同じ作業を繰り返したりすると、見出しの位置や情報の順番、 ボタンの配置などが少しずつ変わり、サイト全体の統一感がなくなってしまうことがあります。
そこで、よく作成するページは、最初にプロが「ひな形」を設計しておく方法がおすすめです。 ant2 CMSでは、新しいページを空の状態から作成するだけでなく、既存のページをコピーして作成することができます。
これにより、毎回ゼロからページを作る必要がなくなり、担当者が変わっても同じ構成・デザインでページを追加しやすくなります。サイト全体の統一感を保ちながら、更新作業の手間を減らすことにもつながります。

変更履歴の確認
複数人でサイトを更新していると、 「昨日まであった文章が変わっている」 「どの変更から表示がおかしくなったのか分からない」 ということが起こる場合があります。
ant2 CMSでは、変更履歴からログインしているアカウントの変更内容を確認でき、複数のアカウントで管理している場合には、全員の変更履歴も確認できます。
また、履歴から対象の変更を元に戻す操作も行えます。
AIを使うと短時間で多くの内容を変更できるからこそ、「変更できること」だけではなく、「変更した内容を追えること」も大切です。
変更内容を確認できる仕組みを持っておくことで、複数人でも安心してサイトを更新しやすくなります。

不具合が起きたときの対応
AIでサイトを制作した場合に見落とされやすいのが、「問題が起きたときに誰が対応するのか」という点です。
- ページが正しく表示されない
- お問い合わせが送信できない
- 編集サイトにログインできない
- どこを変更したらよいのか分からない
- ドメインやサーバーに関する設定が分からない
といった問題が起きたとき、すべてをWEB担当者が解決できるとは限りません。
AIに質問して解決できることもありますが、原因を正しく切り分け、責任を持って対応できる体制を用意しておくことが重要です。
ant2 CMSでは、操作方法が分からない場合や困ったことがあった場合に、電話・メール・お問い合わせフォームから相談できるサポート体制を用意しています。
そのため、「この操作で合っているのか分からない」「更新しようとしたら思った表示にならない」といったときにも、 担当者だけで悩み続けるのではなく、サポートへ相談しながらWEBサイトを運用できます。
また、WEBサイトの運用にはCMSだけでなく、サーバーやドメインの管理も必要です。
ant2 CMSのサービスでは、独自ドメインやサーバー、CMSなど、WEBサイトの運用に必要な環境をまとめて管理できます。そのため、WEB担当者が技術的な管理をすべて抱え込むのではなく、お知らせやページの更新、商品・サービスの情報発信といった、本来のWEBサイト運用に専念しやすくなります。
そのため、WEB担当者が技術的な管理をすべて抱え込むのではなく、お知らせやページの更新、商品・サービスの情報発信といった、本来のWEBサイト運用に専念しやすくなります。
セキュリティ対策
WEBサイトを自社で更新・運用していくうえでは、アカウントやログイン情報を適切に管理することも重要です。 ant2 CMSでは、対応するサイトで2段階認証を設定し、ID・パスワードに加えて認証コードを使ったログイン認証を利用できます。
また、アカウントごとに利用できる機能を制限することもできます。
- 必要な人にだけアカウントを発行する
- ブログだけ更新できる権限のアカウントを発行する
- 管理者権限を持つ人を限定する
- 担当者が異動・退職した場合はアカウントを見直す
といったように、社内での役割に合わせて運用することができます。 誰でもすべての機能を操作できる状態にするのではなく、「必要な人が、必要な範囲だけ操作できる状態」にしておくことで、誤操作や意図しない変更を防ぎやすくなります。
さらに、WEBサイトのセキュリティ対策は、管理画面へのログイン対策だけではありません。 ant2 CMSでは、常時SSL化や2段階認証、メールフォームの連続送信制限に加え、定期的な脆弱性チェックや自動アップデートなど、WEBサイトを継続して利用するためのセキュリティ対策も行われています。
AIを利用したサイト制作では「完成させること」に意識が向きやすいですが、WEBサイトは公開後もセキュリティ上のリスクへ継続的に対応する必要があります。 その点、ant2 CMSでは、担当者がすべての技術的な対応を自分で行うのではなく、システム側のアップデートやセキュリティ対策を含めた環境でWEBサイトを運用できます。
まとめ
Claude CodeやCodexなどのAIコーディングエージェントによって、WEB制作のハードルは以前より大きく下がりました。
コードの作成や修正、デザインの調整など、これまで専門知識が必要だった作業の一部をAIに任せることで、WEB制作をより早く、効率的に進められるようになっています。 しかし、企業のWEBサイトで大切なのは、「ページを作れるかどうか」だけではありません。
- 誰に何を伝えるのかを整理し、必要なページや導線を設計すること
- AIが作成した内容が適切かを確認すること
- 公開後に誰が更新し、困ったときに誰へ相談するのかを決めること
- 数年後も安全に運用し続けられる環境を整えること
こうした部分には、人による判断やプロの知識・経験が必要です。
これからのWEB制作では、「AIか、プロか」という二択ではなく、それぞれの得意な部分を組み合わせることが重要になってくるのではないでしょうか。
ant2 CMSでは、変更履歴やユーザー権限、バックアップ、2段階認証などの機能に加え、サーバー・ドメイン・セキュリティ面の管理や、困ったときに相談できるサポート体制も用意されています。 「作って終わり」ではなく、会社として安心して更新し、育て続けられるWEBサイトにすること。
AIでWEBサイトを作りやすくなった今だからこそ、制作後の運用まで見据えて、AI・プロ・ant2 CMSを上手に使い分けてみてはいかがでしょうか。





