2025.12.10
WEBサイトにAIチャットボット導入、何から始める?外部サービス選定の3つのポイント
こんにちは。アントアントのメルマガ担当です。
いつもメールマガジン「ここだけは知っておきたい編」をご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回は、「WEBサイトにAIチャットボット導入、何から始める?外部サービス選定の3つのポイント」というテーマでお届けします。
近年、WEBサイト訪問者とのコミュニケーションを自動化・効率化する手段としてAIチャットボットのニーズが急増しています。
WEB制作の現場でも「お問い合わせ対応を自動化したい」「FAQをもっと便利にしたい」といったご相談が増えており、特に採用サイトやコーポレートサイトでの活用が進んでいます。
WEBサイトにAIチャットボットを導入する際の考え方や選定ポイント、そしてant2 CMSでの設置・運用方法についてご紹介します。

チャットボットのニーズが高まる今、WEBサイトにも導入を

近年、AIチャットボットは、WEBサイト運用の“新しい常識”となりつつあります。
「お問い合わせを自動化したい」「夜間でもユーザー対応したい」「人手不足を解消したい」といった課題を抱える企業様から、多くのご相談をいただいています。
しかし、「どのサービスを選べばいいのか分からない」「CMSとの相性が心配」といった不安の声も少なくありません。
外部サービス一択の現実
AIチャットボットをゼロから自社開発するのは、コスト・技術・運用の観点から現実的ではありません。
現在は、以下のようなSaaS型の外部サービスを導入するのが一般的です。
代表的なチャットボットの種類とサービス例
| タイプ | 主なサービス例 | 特徴 |
|---|---|---|
| ChatGPT連携型 | ChatGPT API+Botpress / gptkitなど | 高度な自然言語処理が可能。自由度が高い反面、設定はやや複雑。 |
| 有人対応切替型 | KARTE、Zendesk、Intercomなど | チャットでの一次対応後に有人サポートへ引き継ぎ可能。 |
| Q&A特化型 | Helpfeel、チャネルトーク | よくある質問に特化。FAQの効率化に強み。 |
| SNS連携型 | hachidori、sincloなど | LINEやInstagramなどのSNSと連携しやすい。 |
CMSとの相性がカギを握る
多くのチャットボットはJavaScriptやiframeで設置しますが、CMSによっては制限や競合が発生することがあります。
- 既存のスクリプトと干渉して表示が崩れる
- iframeが禁止されていて設置できない
- JavaScriptを設定エリアに設置しても動かない
見た目は簡単でも、実際には設置できないケースもあるため、CMS側の仕様確認が必須です。
導入前に押さえておきたい3つの視点
1導入の目的を明確にする

「お問い合わせ削減」「資料請求数アップ」「採用サポート」など、目的により選定すべきツールは異なります。
2設置可否、運用環境の確認

多くの外部チャットボットはJavaScriptの埋め込みタグやiframeの挿入が必要です。CMSによっては制限がある場合があるため、事前に確認が必要です。
3費用体系と運用負荷の把握

多くのサービスが月額数千円〜数万円。加えて、チャット内容の登録・チューニング・ログの確認など、運用工数が発生します。
ant2 CMSでのAIチャットボットの設置・活用方法と注意点
ant2 CMSでは、外部サービスの埋め込みが非常に簡単に行えるように設計されています。以下に基本的な設置方法をご紹介します。
チャットボットサービス側でスクリプトコード(JavaScript)を発行
スクリプトコードをどこに設置するか、チャットボットサービス側で確認しておきましょう
ant2 CMSにログイン
「Googleサーチコンソール」機能または、対象ページの「メタタグ」を選択

設定箇所
『サイトをGoogleに登録(Googleサーチコンソール)』での設定

『メタタグ』での設定

【注意点】
- 一部のチャットボットサービスでは、既存のJavaScriptや埋め込みタグと競合して正常に動作しないことがあります。
- システム全体に影響を及ぼす可能性もあるため、事前にテスト環境で確認するか、開発担当に相談するのがベストです。
※AIチャットボット「tripla」につきましては、弊社CMSと機能上の競合で正常に動作しないため、ご利用いただくことができません。
目的を明確にし、チャットボットの効果を最大化しよう
チャットボットの導入において、最も大切なのは「どんな課題を解決したいか」を明確にすることです。
- 「お問い合わせ削減」が目的ならFAQ特化型を
- 「資料請求数アップ」が目的ならマーケ連携型を
- 「採用サポート」ならChatGPT連携型での質の高い応対を
CMSとの相性も含めて、自社の状況に合ったサービス選びが成功のカギとなります。

まとめ
AIチャットボットは、お問い合わせ対応の効率化だけでなく、マーケティングや社内サポートまで、幅広い活用が可能です。
ただし導入にあたっては、
- 目的の明確化
- CMSとの相性確認
- 費用・運用負荷の把握
をしっかりと行うことが大切です。
ant2 CMSをお使いの皆様は、外部スクリプトの設置が可能な柔軟なCMS環境を活かしつつ、事前の検証と丁寧な設計で、安全かつ効果的なチャットボット導入を進めていきましょう。





