ant2 CMSのメールマガジン【オンラインショップの決済システムの接続方式について】

オンラインショップの決済システムの接続方式について

こんにちは。
アントアントのメルマガ担当です。

いつもメールマガジン「ここだけは知っておきたい編」をご覧いただき、誠にありがとうございます。

オンラインショップを構築・経営する際、決済方法の1つとして欠かせない『クレジットカード決済』
クレジットカード決済を行うためには『決済代行サービス』を利用される企業がほとんどかと思います。

決済代行サービスを利用する場合、決済代行サービスによってユーザーと決済機関との接続方式が異なります。
今回は、主な接続方式はユーザーと決済機関との間でどのようにして決済処理が行われるのか、どの接続方式がどういった場合におすすめなのかについてご紹介します。

決済代行サービスとは

クレジットカード決済やコンビニ決済などの様々な決済方法の提供や手続き、処理を代行してもらうことができるサービスのことを『決済代行サービス』といいます。
簡単にいうと、決済サービス提供業者と決済サービス導入を考えている企業(店舗)との間に入り、決済サービスを一括で導入することができるサービスです。

主な接続方式

クレジットカードの決済システムの接続方式は様々ですが、今回はよく利用されている下記の4種類の接続方式をご紹介します。

主な接続方式は4種類!
接続方式 接続・決済処理方法
リンク型(画面遷移型) 決済代行会社の決済画面に遷移し、
遷移先の決済ページから決済処理を行う
API型(データ伝送型) 事業者がSSL対応のサーバーを構築し、
クレジットカード情報を決済代行会社へ送信することで決済処理を行う
トークン型 クレジットカード情報入力画面にJavaScriptプログラムを組み込み、
クレジットカード情報を元にトークン(別の文字列)に置き換えて決済処理を行う
メールリンク型 商品購入後、決済代行会社から提供される決済URLを事業者から
ユーザーに案内することで決済代行会社の決済フォーム内で決済処理を行う
各接続方式の特徴
接続方式 特徴
リンク型
(画面遷移型)
  • リンクで遷移させるためシステム負荷がかからない
  • クレジットカード情報を自社や事業者が保持しないのでクレジットカード情報の情報漏洩リスクを低減させることができる
  • ユーザーが遷移先で決済をせずに画面を閉じてしまう場合がある
API型
(データ伝送型)
  • サイト内で購入から決済までを完結することができる
  • 画面遷移が少ないためユーザービリティが高いとされている
トークン型
  • トークンを利用して決済を行うためクレジットカード情報を自社や事業者が保持しないのでクレジットカード情報の情報漏洩リスクを低減させることができる
メールリンク型
  • メールリンクで決済フォームを案内するためシステム負荷がかからない
  • クレジットカード情報を自社や事業者が保持しないのでクレジットカード情報の情報漏洩リスクを低減させることができる
  • ユーザーがメールリンクから決済を行わない場合がある

決済システムの接続方式を選ぶポイント

オンラインショップのクレジットカード決済は、様々な観点から検討する必要があります。

特に、利用できる決済方法やクレジットカードの審査が早い、手数料やその他金額が検討ポイントとなるかと思いますので、
どのポイントを優先するかどうか、どういったかたちで決済を行いたいのかを想定した上で、接続方式を選択することが大切です。

ant2 CMSで利用できるクレジットカード決済代行会社と接続方式

決済代行会社 接続方式 利用できるクレジットカードの種類
ルミーズ リンク型 Visa/Master/JCB/Amex/Diners/Discover/その他
PayPal API型 Visa/Master/JCB/Amex/Discover/その他
クロネコwebコレクト リンク型 Visa/Master/JCB/Amex/Diners/AMEX/その他
API型
GMOペイメントゲートウェイ
PGマルチペイメントサービス
プロトコルタイプ Visa/Master/JCB/Amex/Diners/その他
イプシロン リンク型 Visa/Master/JCB/Amex/Diners/その他
Stripe API型 Visa/Master/JCB/Amex/Diners/Discover/ApplePay/GooglePay/その他
Square API型 Visa/Master/JCB/Amex/Diners/Discover/その他

ant2 CMSで利用できるクレジットカード決済代行会社の各種料金

ご利用になるサービス内容やオプションサービスにより各料金は異なりますので、

必ずご利用の際には各社サービスサイトをご確認いただき、詳細につきましては各社へお問い合わせいただきますようお願いいたします。

決済代行会社

初期費用 月額費用 決済手数料 決済処理料
ルミーズ 契約サービス毎に異なる
PayPal 0円 2.9% + 40円 国または地域によって異なる
クロネコwebコレクト 0円 5.50% 0円
GMOペイメントゲートウェイ
PGマルチペイメントサービス
契約サービス毎に異なる
イプシロン 0円
★月額最低手数料あり
3.6~5.5% 0円
Stripe 0円 一律3.6% 0円
Square 0円 3.25%(自動継続課金は3.75%・JCBは3.95%) 0円

※2023年1月確認時点
※月額最低手数料について
売上げに対する決済手数料によって月額最低手数料が発生する場合がありますのでご注意ください。

今回はオンラインショップの決済システムの接続方式についてご紹介しました。

選択が難しいと思われがちな接続方式ですが、検討ポイントを確認してみると自ずと使用したい接続方式が絞られるのではないでしょうか。

また、月間の売上件数や1件あたりの売上金額によって、決済手数料および決済処理料は異なります。
売上件数や売上金額によっては、初期費用が必要でも決済手数料や決済処理料が安価な方が良い場合がありますので、
まずは、各社サービス内容の確認の上、詳細は各社へお問い合わせ、1ヶ月の概算コストを算出して決済代行会社および利用するプランを検討することをおすすめします。