ant2マガジン
2022年09月
2022.09.27
またまた新機能!メルマガ管理機能について
こんにちは。
アントアントのメルマガ担当です。
いつもメールマガジン「ここだけは知っておきたい編」をご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回は前回に引き続きリリースされたばかりの「メルマガ管理」についてご紹介します。
メルマガ管理とは
メルマガ管理機能とは、ant2 CMSのオプション機能の
【会員管理】と【EC+(オンラインショップ)】の会員または顧客(EC会員)向けにメールマガジンや会員向けのお知らせメールを配信することができる機能です。
メルマガ管理の利用について
メルマガ管理の利用は、ant2 CMSのオプション機能【会員管理】または【オンラインショップ】を使用している必要があります。
オプション名 | 会員管理 | EC+(オンラインショップ) |
---|---|---|
配信対象 | 会員管理機能に登録している会員 →通常会員 |
オンラインショップの顧客 →EC会員 |
メルマガ管理の利用条件 | 会員管理の全機能が利用できること | オンラインショップの全機能が利用できること |
配信できるメールタイプ |
|
|
通常メール配信 | 可能(通数制限あり) | 可能(通数制限あり) |
SendGridメール配信 | 可能(通数制限なし) ※SendGridの契約プランにより別途通数上限がございます。 ※SendGridの契約・設定についてはサポートは行っておりません。 |
可能(通数制限なし) ※SendGridの契約プランにより別途通数上限がございます。 ※SendGridの契約・設定についてはサポートは行っておりません。 |
配信できるメールタイプの違い
配信方法について
メール配信には2通りあり、「通常メール配信」と「SendGridメール配信」があります。
大きな違いとしては通数制限やSendGridを連携して配信した場合の配信に関する情報の表示があります。
通数制限について
通常メール配信では月1,000通まで配信でき、SendGridメール配信の無料プランでは月12,000通まで配信可能となっています。
(※SendGridの契約プランによって別途制限があります)
そのため、月に1,000通以上のメルマガの配信をお考えの方はSendGridメール配信をご検討ください!
配信に関する情報の表示について
SendGridを連携して配信した場合はSendGridのActivityに表示される送信したメールに関する情報(送達数や開封率など)がCMSでも確認することができます。
配信方法 | 通常メール | SendGridメール |
---|---|---|
利用条件 |
メルマガ管理が利用できること ※CMSのサーバーから配信されます |
|
通数制限 |
1,000通/月 ※制限に達した場合は該当月内のメール配信はできません |
制限なし(無料プランでは12,000通/月) |
配信情報 |
|
SendGrid配信情報
|
メルマガ管理 ご利用方法
メール作成・配信詳細について
メール作成方法
1.コントロールパネルの[設定] → [アプリケーション] → [メルマガ管理]をクリックし、“メルマガ管理ダイアログ”を表示します。
2.ダイアログの左側のメニューから[メルマガ一覧]をクリックします。
3.[新規作成]ボタンをクリックします。
4.メール配信対象となる会員を《対象会員》のプルダウンから選択後、配信したい会員の条件を設定し、[検索して次へ]ボタンをクリックします。
5.配信内容の各必要項目を入力して保存します。
配信予定数
配信対象の検索条件に一致する配信予定の件数
検索条件
配信対象の検索条件
件名
配信するメールの件名
メールタイプ
「テキストメール」
テキスト形式のメールが送信されます
「HTML+テキストメール」
HTML形式およびテキスト形式のメールが送信されます(通常会員のみ選択可能)
テンプレート選択
《メールタイプ》で選択したメールタイプに一致するメールテンプレートの選択肢が表示されます
HTML本文
《メールタイプ》で「HTML+テキストメール」を選択している場合に、HTML形式のメール本文を作成します
「HTMLメール作成ツールを開く」のリンクをクリックすると、別ウィンドウでHTML作成ツールが表示されます。また、《テンプレート選択》でメールテンプレートを選択すると、メールテンプレートのHTML本文の内容に置き換わります
テキスト本文
署名を含むテキスト形式のメール本文を作成します
配信設定
「下書き」
作成中のメールを下書き保存する場合に選択
「即時配信」
作成中のメールを即時配信する場合に選択
「予約配信」
作成中のメールを予約配信する場合に選択
配信する予約日時は《配信予約日時》に設定
配信予約日時
《配信設定》で「予約配信」を選択している場合に配信する予約日時を選択します
配信詳細について
配信の詳細情報は“メルマガ管理ダイアログ”の[メルマガ一覧]の詳細ボタンから確認することが可能です。
配信前の詳細内容
※メールの配信状況(配信前・配信後)によって表示される内容が異なります。
また、配信前の場合は[編集]ボタンをクリックするとメールを編集することができます。
配信後の詳細
配信後のステータス(「配信済み」「配信エラー」)の場合は、配信後の詳細が表示されます。
SendGrid配信の場合は、SendGridの「Activity」の情報をもとに送達数などの配信情報が表示されます。
※配信後のため、メールのテスト送信およびメール配信の編集をすることはできません。
【通常メール配信の場合】
【SendGridメール配信の場合】
SendGrid配信情報
SendGridの「Activity」の情報をもとに表示されます。
送達数
SendGridからメールが送信され、受信側メールサーバがそのメールを受け付けたときに発生する「delivered」の数がカウントされます。
不達数
SendGridからメールが送信され、受信側メールサーバから受信を拒否されたときに発生する「bounce」の数、およびSendGridのサプレッションリストに登録されている宛先にメールを送信しようとしてそのメールが破棄されたときに発生する「dropped」の数の合計がカウントされます。
開封率
メール受信者が、受信者がメールを開封したときに発生するOpenイベントの数をカウントし、下記の計算式で算出した開封率が表示されます。
クリック率
メール受信者が、メール本文中のリンクをクリックしたときに発生するClickイベントの数をカウントし、下記の計算式で算出したクリック率が表示されます。
★配信対象によるメルマガ配信先の検索条件の違いについて
ご利用のオプションによって対象会員が異なるため、検索条件も異なります。
オプション名 | 会員管理 | EC+(オンラインショップ) |
---|---|---|
対象会員 | 通常会員 | EC会員 |
検索条件 | 【表示される項目】
【会員登録設定で設定した場合に表示される項目】 | 【表示される項目】
|
通常メール配信のHTMLメール+テキストメールの作成方法
1.”メルマガ管理ダイアログ”よりメルマガを新規作成してください。 手順はこちら
メールタイプ【HTML+テキストメール】を選択し、HTML本文[HTML作成ツール]を選択します。
2.typeAまたはtypeBのテンプレートを選択してHTMLメールを作成します。
3.左メニューにあるブロックから使用したいパーツを選択して挿入します。
パーツが入っていない状態
パーツを挿入、テキストや画像変更した状態
4.ブロックが挿入できたらオプションやスタイルで画像の大きさ、テキストサイズなどを調整します。
オプション
挿入したブロックに関する画像やボタンの編集ができます
スタイル
メルマガの背景色やテキストカラー、テキストサイズなどを編集できます
5.完成したら画面上部の[ブラウザに保存]・[インポートして閉じる]をクリックします。
※プレビューで表示を確認することができます
6.テキスト本文を直接入力または[HTMLメールから抽出]して入力し、【配信設定】【配信予約日時】を設定して保存します。
メールテンプレートの作成方法
1.コントロールパネルの[設定] → [アプリケーション] → [メルマガ管理]をクリックし、“メルマガ管理ダイアログ”を表示します。
2.ダイアログの左側のメニューから[テンプレート一覧]をクリックし、
ダイアログ右上の[新規作成]ボタンをクリックします。
3.テンプレート名、メールタイプを選択し、テキスト本文を入力します。
※HTML+テキストメールを選択する場合、HTML本文はHTMLメール作成ツールを開いて作成します。
メルマガ管理の詳しい動画説明
メルマガ管理のご利用方法など詳細はこちらの動画よりご確認いただけますのでご覧ください。
まとめ
今回は会員登録してもらったユーザーやオンラインショップの顧客など配信したい対象の条件ごとに
メルマガを配信できる新機能のメルマガ管理機能についてご紹介しました。
オプションの【会員管理】または【オンラインショップ】を利用することで手軽にメルマガを配信することができます。
続々リリースしている新機能!
是非この機会に新機能が追加されてパワーアップしたant2 CMSをお試しください!
オプション機能やメルマガ管理について実際に動いているところを説明と併せて確認したい、
オプションをつけた場合のant2 OEMサービスのランニングコストを知りたいという方は是非お問い合わせください!
2022.09.14
新機能!会員管理機能について
こんにちは。
アントアントのメルマガ担当です。
いつもメールマガジン「ここだけは知っておきたい編」をご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回はリリースされたばかりの「会員管理」機能についてご紹介します。
会員管理とは
会員管理の機能では、サイトに登録されたユーザー会員に対してお知らせの配信や会員だけが
アクセスできるページを設定することができるオプション機能です。
会員管理の主な機能
- お知らせ管理
条件により抽出した会員のマイページにお知らせを掲載することができます。 - アクセス制御
ページへのアクセス制限を会員のグループ単位で設定することができます。 - 会員一覧
会員の管理、グループの管理、CSVファイルのダウンロード・アップロードをすることができます。 - 会員登録設定
会員登録時に表示させる登録項目(名前やメールアドレスなど会員情報として必要な項目)を設定することができます。カスタム項目も自由に設定が可能です。 - メール設定
会員登録時などに送られる各種送信メールの内容、送信アドレスを設定することができます。 - 画面設定
会員登録、マイページ、退会などの各画面のページタイトルや案内文を設定することができます。
例えばこんな用途で使えます!
用途1.メールマガジンの配信およびマイページを使用する会員を管理する
用途2.EC会員のデータを会員管理機能で利用できる形式で管理する
用途3.アクセス制限されたページへアクセスする会員のみ管理する
用途4.メールマガジンの配信用会員を管理する
用途別でみる 使用可能な機能と登録必須項目
会員管理機能の利用用途によって必要な機能、会員登録項目が異なります。
■用途1 メールマガジンの配信およびマイページを使用する会員を管理する
使用可能な機能 |
|
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登録必須項目 |
メールアドレス・パスワード |
■用途2 EC会員のデータを会員管理機能で利用できる形式で管理する
(EC会員の会員データをインポートして会員管理を使用することができます)
使用可能な機能 |
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登録必須項目 |
メールアドレス・パスワード・氏名 |
■用途3 アクセス制限されたページへアクセスする会員のみ管理する
使用可能な機能 |
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登録必須項目 |
ログインID |
■用途4 メールマガジンの配信用会員を管理する
使用可能な機能 |
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---|---|
登録必須項目 |
メールアドレス |
会員登録のインストールから設定完了までの流れ
会員管理のインストール
各種設定
レイアウト変更
1.会員管理のインストール
まずは会員管理のインストールから行います。
インストール画面では会員管理をどういった用途で使用するかどの情報で会員を管理することが選択できます。
※設定はインストール後でも変更可能です。
★会員登録時に管理者による承認を必要とする場合は、《管理者にて承認が必要》にチェックをいれます。
会員管理の名称・URL・送信元メールアドレスを入力してインストール完了です!
※会員専用ページURLはインストール後変更できませんのでご注意ください。
2.会員登録設定やページ表示内容の各種設定
【会員登録設定ダイアログ】
《登録設定》
会員登録時に使用する項目やスパム対策のreCAPTCHAの設定を行うことができます。
《カスタム項目》
オリジナルの項目を追加・編集・削除することができます。
《メール設定》
会員登録時などに送られる各種送信メールの内容、送信アドレスを設定することができます。
変更可能なメール項目
- 仮登録確認メール
- 登録完了メール
- 登録完了メール(管理者宛)
- 承認通知メール ※会員登録が承認された場合に届くメール
- パスワード再発行メール
- メールアドレス変更確認メール
- 退会通知メール(管理者宛)
- 署名
3.表示レイアウトを整える
会員管理をインストールすると、画面設定の設定に応じた各ページが自動的に作成されます。
会員管理の各ページの表示はレイアウトのパーツ配置にて整えることができます。
【レイアウトダイアログ画面】
レイアウトを変更したいページの上で右クリック>ショートカットメニュー[レイアウト] > [レイアウトを変える]を選択
※会員管理機能をご利用の場合、パーツリストに会員ログインボックスが表示されます。
左側のパーツリストの中から、使いたいパーツを配置したいブロックまでドラッグで移動してレイアウトを自由に組み合わせることができます。
「BASIC認証」と「会員管理」 アクセス制御の違い
アクセス制御機能といえば「BASIC認証」をイメージする方も多いのではないでしょうか。
勿論、ant2 CMSはCMSの標準機能としてBASIC認証機能も搭載しています。
そこで、「BASIC認証」の利用場面とBASIC認証ではなく「会員管理」を利用したほうが良いとされる利用場面についてご紹介します。
BASIC認証 or 会員管理?
BASIC認証の主な利用用途
- 公開前・編集中のサイトの閲覧管理
- 検索エンジンに掲載したくない(クローリングされたくない)ページの管理
- 特定のユーザー向けページの管理(無料サイトなどの簡易的な会員サイト
BASIC認証ではなく会員管理機能を用いたほうが良いとされる利用場面
- 有料会員サイトなど個人情報を保有するサイトを運営する場合
BASIC認証自体のセキュリティは弱く、設定する文字列が6文字程度だと不正アクセスされることもあります。
しかし、会員管理機能では二段階認証を設定できるためセキュリティ面ではBASIC認証よりも会員管理機能のほうが安心といえるでしょう。
そのため、不正アクセスによって個人情報流出などの可能性がある場合には会員管理機能を利用することを推奨しています。 - より限定したユーザー・グループにアクセス制御をかけたい場合
BASIC認証ではユーザー名とパスワードさえ知っていれば誰でもページを閲覧することができます。
しかし、会員管理機能ではユーザーだけでなくグループでのアクセス制御が可能となっています。
例えば…
【BASIC認証で下記を設定した場合】
アクセス制御URL | ユーザー名 | パスワード |
(サイトTOP)
|
123abc | abc123 |
→ユーザー名・パスワードを知っている全員がアクセスできます。
※個別ユーザーの判断はできません。
【会員管理で下記を設定した場合】
《会員一覧からグループ設定》
会員ID | ログインID | 所属グループ |
001 | hanako@sample.sample | ゴールド |
002 | taro@sample.sample | ブロンズ |
《アクセス制御からアクセスできるグループを選択》
アクセス制御URL | 所属グループ | アクセス許可 |
(ブログページ)
|
ゴールド | アクセス可 |
ブロンズ | アクセス不可 |
→会員管理に登録された会員を元に、会員グループ単位で各ページへのアクセス制御を設定することができます。
結局どっちを使ったらいいの?
上に記載しているように今回リリースした「会員管理」機能と「BASIC認証」ではアクセス制御できる対象が異なります。
そのため、サイトの利用用途によってどちらがより適したアクセス制御方法なのかを確認した上で使い分けされることをお勧めします。
まとめ
今回は一部のグループのみにページを閲覧可能にしたい場合や、会員ユーザーへのお知らせ配信ができる
ユーザー待望の会員管理機能についてご紹介しました。
是非、ant2 CMSの会員管理機能をご検討ください。
次回は「会員管理」と併用することで会員向けにメルマガ配信を行うことができる「メルマガ管理」機能についてご紹介します!
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