ant2マガジン
2022年08月
2022.08.24
SEO対策に効果的?サイトマップの種類と作成について
こんにちは。
アントアントのメルマガ担当です。
いつもメールマガジン「ここだけは知っておきたい編」をご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回は前回のメルマガでも少し触れた「サイトマップ」について、サイトマップの種類とant2 CMSを使ったサイトマップの作成方法についてご紹介します。
前回のメルマガはこちら『404 not found(404エラー)とカスタム404エラーページの必要性・作成方法について』
サイトマップとは
サイトマップとは、サイト内の全体のページ構造をわかりやすく地図のように一覧で記載しているページのことを指し、ユーザーや検索エンジンにサイトにどのようなコンテンツがあるのかを伝える役割を果たしています。
サイトマップの種類・違い
サイトマップには以下の2種類のファイル形式があります。
- HTMLサイトマップ
- XMLサイトマップ
サイトマップの違い
2種類のサイトマップはどちらも似た役割を担っていますが、明確な違いとしては「誰にむけたサイトマップか」という点があげられます。
- HTMLサイトマップ
ユーザーにサイト内にどのようなコンテンツ(ページ)があるかを伝えることを目的としたサイトマップ - XMLサイトマップ
GoogleやYahoo!などの検索エンジンにサイト内のクロールしてほしいコンテンツ(ページ)を伝えることを目的としたサイトマップ
ファイル形式 | 誰に向けたサイトマップか | サイト内リンク | ユーザービリティの向上 | クローラビリティの向上 |
---|---|---|---|---|
HTMLサイトマップ | ユーザー | あり | 〇 | 〇 |
XMLサイトマップ | 検索エンジン | なし | ✕ | 〇 |
サイトマップを作成するメリット
上記のように2つのサイトマップは作成する目的が異なります。
そのため、作成するメリットについても異なります。
ファイル形式 | 作成するメリット |
---|---|
HTMLサイトマップ |
|
XMLサイトマップ | 新しく作成したページをより早くクロールしてもらうことができる |
サイトマップの必要性
Googleによると、必ずしもサイトマップが必要というわけではないと示しています。
というのも、サイトマップを設置しなくても、Googleのクローラーはほとんどのサイトのページをクローリングするからです。
また、Googleによると下記のような場合に特にサイトマップを作成したほうが良いと示しています。
特にサイトマップがあったほうがいいとされるサイト
- サイトのサイズが非常に大きい(500ページ以上の大規模なサイトなど)
その場合、新しいページや更新されたばかりのページの一部が Google のウェブクローラによるクロール対象から漏れることがあります。 - サイトにどこからもリンクされていない、または適切にリンクされていないコンテンツ ページのアーカイブが大量にある
サイトのページがうまく相互に参照されていない場合でも、サイトマップに含めることで Google が一部のページを見落とさないようにできます。 - サイトが新しく、外部からのリンクが少ない
Googlebot などのウェブクローラは、ページからページヘリンクをたどることによってウェブをクロールします。そのため、他のサイトからのリンクがないページは Google のクローラに検出されないことがあります。 - サイトに動画や画像などのリッチメディア コンテンツが多数含まれている、またはサイトが Google ニュースに表示されている
サイトマップがあれば、状況に応じて Google 検索でサイトマップからの追加情報が考慮されます。
上記に当てはまらないサイトはサイトマップは作成しなくてもいいの?
最近ではSEO対策にはXMLサイトマップのみ、XMLサイトマップも上記でGoogleが示しているように特定の条件が当てはまる場合のみ、
サイトマップを作成するといった声も聞きますが、ユーザービリティ・クローラビリティの向上のためにはどちらのサイトマップも作成することを推奨しています。
サイトのページ数が少ない場合でも「HTMLサイトマップ」を作成することで、サイトの離脱率の回避やユーザーが目的とするページにたどり着きやすくなることで、ユーザービリティ向上に繋がります。また、クローリングを待つよりもより早くクローリング・インデックスを促すことができる「XMLサイトマップ」を作成することで結果的に効率よくSEO評価の向上に繋げることができるからです。
サイトマップを作成してみよう!
ant2 CMSを使ったサイトマップの作成方法
HTMLサイトマップの作成方法
- コントロールパネル[作成]>コンテンツ管理[ページリスト]をクリック
- ページリストからページタイトルとURL、ページの種類(サイトマップ)を選択してサイトマップページを作成
- ウィンドウアイコンをクリック
- HTMLサイトマップが作成されていることを確認
※表示デザインはテンプレートによって異なります
※注意点
ステータスを【非公開】にしているページはHTMLサイトマップに表示されないためご注意ください。
(編集サイトでは非公開のページも表示されますが、公開サイトでは表示されません)
XMLサイトマップの作成方法
- コントロールパネル[設定]>SEO対策[サイトをGoogleに登録]をクリック
- Google Search Consoleダイアログが表示されるので[サイトマップ自動作成]をクリック
- XMLサイトマップが自動作成されます
ant2 CMSで作成したXMLサイトマップをGoogle SearchConsoleで送信する方法
まずはGoogle SearchConsoleと連携しよう!
- Google Search Consoleダイアログに表示されている「Google Search Console」にアクセス
- プロパティタイプ【URLプレフィックス】を選択し、サイトURLを入力後[続行]をクリック
- 所有者の確認画面でその他の確認方法[HTMLタグ]をクリック
- メタタグが表示されるので[コピー]ボタンをクリック
- Google Search Consoleの画面はそのままにCMSの編集画面に戻り、
Google Search Consoleダイアログの《メタ タグ》に、先ほどコピーしたメタタグを貼り付ける
- [OK]ボタンをクリックしてダイアログを閉じ、サイトの[サイト公開]をクリック
※サイト公開をクリックすることでメタタグが反映されます - Google Search Consoleの画面に戻り[HTMLタグ]の[確認]ボタンをクリックし、所有者の証明を証行う
Google SearchConsoleにxmlサイトマップを送信しよう!
- 画面左メニューの「インデックス」から「サイトマップ」をクリック
- 【新しいサイトマップの追加】に「/sitemap.xml」を送信する
送信が完了したサイトマップはステータスに「成功しました」と表示されます
※注意点
無料登録サイトはクローラー制御されているためサイトマップは送信できませんのでご注意ください。
ant2 CMSとGoogle SearchConsoleと連携するメリット
- 検索パフォーマンスをGoogle SearchConsoleで確認することができる
- Webサイトの改善箇所を確認することができる
- サイトマップを簡単に送信することができる
サイトマップコンテンツパーツのご紹介
フリーページに自由にサイトマップを作成したいという方にはコンテンツパーツでのサイトマップの作成がおすすめ!
以下のサイトマップ2種類はコンテンツパーツで挿入しています
ここまで
(公開サイトには表示されません)
まとめ
今回はサイトマップの種類とサイトマップを作成する必要性、ant2 CMSを使った各サイトマップの作成方法をご紹介しました!
SEO対策には新しく作成したページを早くクローリングしてもらう「XMLサイトマップ」、
離脱率の回避やユーザービリティ向上のために「HTMLサイトマップ」どちらもより良いサイトにするためには大切なサイトマップです。
是非、この機会に作成してみてください。
2022.08.10
404 not found(404エラー)とカスタム404エラーページの必要性・作成方法について
こんにちは。
アントアントのメルマガ担当です。
いつもメールマガジン「ここだけは知っておきたい編」をご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回は404 not found(404エラー)とカスタム404エラーページの必要性、ant2 CMSで作成するカスタム404エラーページの作成方法についてご紹介します。
404 not found(404エラー)とは
皆さんもWebサイト閲覧時に「404 not found」や「お探しのページは見つかりませんでした」などが記載されたページを一度は目にしたことがあるかと思います。
「404 not found」が表示されるページは通称『404エラーページ』などと呼ばれ、ページに表示される「404 not found」とは、存在しないページにWebサイト訪問者がアクセスしたときにWebサーバーからのレスポンス結果を表すHTTPステータスコードのことを指します。
404 not found(404エラー)が表示される主な原因
- ページのURLが間違っている
URLを手入力する場合などに起こるスペルミスで正しいページにアクセスできず404 not found(404エラー)が起こります - ページ自体が削除されている・ページのリンク切れ
削除されたページのリンクにアクセスした場合にも404 not found(404エラー)が起こります
また、内部サイトのリンク切れだけでなく、外部サイトのリンクをはっている場合は知らないうちにページが削除されアクセスできないことがあります - 古いURLから新しいURLへ正しくリダイレクトができていない
サイトのリニューアルやドメイン移行をした際にリダイレクトの設定を正しく行っていない場合も404 not found(404エラー)が起こります
★旧URLから新URLへリダイレクト設定をする際は301リダイレクト設定を行う必要があります(301リダイレクトについてはこちら)
404 not found(404エラー)はSEOに影響する?
404 not found(404エラー)の存在は、インターネットにとって正常な動作のためサイトの評価に悪影響を及ばすことはないといわれています。
404 not found(404エラー)についてGoogleは以下のように言及しています。Google 検索セントラル ブログより
- ウェブマスター ツールのクロール エラー ページに表示される 404 (Not found)は、Google 検索での掲載順位に影響しますか?
-
サイトの一部の URL が既に存在しない、または 404 を返していた場合も、サイトの他の URL ( 200(Successful) を返すもの)の検索結果内での掲載順位には影響しません。404 レスポンス コードは、インターネットにとっては正常な動作です。インターネットは常に変化しており、新しいコンテンツが作られ、古いコンテンツはなくなっていきます。コンテンツがなくなったとき、404 HTTP レスポンス コードを返すことが通常の動作です。
- では、ウェブサイトにとって 404 はまったく影響のないものなのですか?
-
サイトの一部の URL が 404 を返しているということ自体が、サイト運営者の評価や Google 検索の結果に影響することはありません。
ただし、一部の 404 に対しては対処が必要かもしれません。
たとえば、404 を返しているページがサイトにとって重要なページである場合は、なぜクロール時に 404 が出ているのか調査するほうがよいでしょう。
404 not found(404エラー)の確認方法
カスタム404エラーページの必要性
404 not found(404エラー)が表示されること自体は正常な動作なため、存在していても問題はありません。
しかし、404 not found(404エラー)が表示されることにより、せっかくWebサイトに訪問してくれたユーザーは閲覧したかったページを閲覧できず、そのままサイトを離脱してしまう可能性があります。
そのため、サイト内のリンク切れなど404 not found(404エラー)へのアクセスに繋がらないように工夫し、対応する必要があります。
404 not found(404エラー)の対応方法
内部リンク:Google SearchConsoleでエラーを確認・修正
内部リンクのリンク切れやリダイレクト設定エラーはGoogle SearchConsoleで確認することができます
外部リンク:カスタム404エラーページを作成しユーザービリティを考慮したページを作成
外部サイトのリンク切れやその他の理由で404 not found(404エラー)が表示された場合でもユーザービリティに考慮したページを作成することで、ユーザーの離脱を防ぐことができます
Google SearchConsoleでエラーを確認・修正
1.Google SearchConsoleにログインします
2.画面左メニューの「インデックス」から「カバレッジ」をクリックします
3.送信されたURLが見つかりませんでした(404)を確認してください
詳細に「送信されたURLが見つかりませんでした(404)」があればGoogle SearchConsoleに登録したサイトで404 not found(404エラー)が検出されているまたは過去に検出されたことがあるということになります
※404 not found(404エラー)がある場合、ページ列にページ数が表示され、「送信されたURLが見つかりませんでした(404)」をクリックすることで詳細ページを確認することができます
★検証リクエストのステータス
検証リクエストのステータスについてGoogleは下記のように記載しています SearchConsoleヘルプ検証の詳細より
ステータス | |
---|---|
開始前 | この問題に対するこれまでの検証リクエストに 含まれていたことのないインスタンスが存在します。 |
開始 | 検証が開始されました。 この問題の未修正のインスタンスは今のところ見つかっていません。 |
修正を確認しました | 検証が開始されました。 これまでにチェックした問題インスタンスはすべて修正されています。 |
合格 | この問題の既知のインスタンスはすべて修正されています (または、該当する URL にアクセスできなくなっています)。 |
該当なし | 検証をリクエストしていませんが、すべての URL で問題が 修正されていることが Google により検出されました。 |
不合格 | [検証] がクリックされましたが、一部のページにまだこの問題が存在します。 |
★リダイレクトエラーがある場合は下記のように表示されます★
ユーザービリティを考慮したカスタム404エラーページを作成する
カスタム404エラーページを作成するメリット
オリジナルのエラーページを作ることで下記のようなメリットがあります。
- 404 not found(404エラー)ということを
わかりやすく伝えることができる - 離脱を防ぎ、コンバージョンに繋がるページへ誘導することができる
- オリジナリティをだすことができる
カスタム404エラーページに表示すると良いとされている内容
- 訪問したページが404 not found(404エラー)などの何らかのエラーによって表示されないことを表記する
- サイトマップやサイトトップへ遷移するリンク
- サイト内を検索するためのサイト内検索窓
- お問い合わせページへのリンク
参考になるカスタム404エラーページのご紹介
各ページへの誘導テキストやサイトマップの設置、サイト内検索窓などが設置されています。
ant2 CMSで作成するカスタム404エラーページ
ant2 CMSではカスタム404エラーページを簡単に作成することができます!
カスタム404エラーページの作成方法
1.コントロールパネルの[作成]> [コンテンツ管理] > [ページリスト]をクリックし、“ページリストダイアログ”を表示します
2.[追加]ボタンをクリックして、新規コンテンツを追加します
404エラーページのコンテンツのタイトル(例:お探しのページが見つかりません。)を入力し、
コンテンツの種類から「フリーページ」を選択し、URLに「404」と小文字の半角数字で入力します。
3.[保存]ボタンをクリックし、404エラーページを登録します
4.再度“ページリストダイアログ”を表示させ、一覧の中から先ほど追加した404エラーページのタイトル右上にある[別ウィンドウでこのURLを見る]アイコンをクリックして、404エラーページを表示させます
5.フリーページと同様にダイレクト編集やコンテンツパーツができるので、カスタム404エラーページの内容を編集します
6.カスタム404エラーページの編集後、[サイト公開]ボタンをクリックし編集画面からログアウトします
ログアウト後、サイトのアドレスの後ろに何か適当な文字を入力して404エラーページを表示させます。
7.作成したカスタム404エラーページが表示されれば完成です
まとめ
今回は404 not found(404エラー)とカスタム404エラーページの必要性、ant2 CMSで作成するカスタム404エラーページの作成方法についてご紹介しました!
404 not found(404エラー)が存在することは問題ありませんが、ユーザービリティ向上のためにリンク切れを起こしているページの確認や修正、カスタム404エラーページを作成することをおすすめします。
ポイントを押さえたカスタム404エラーページを作成することは、ユーザービリティの向上だけでなく、
離脱率の低下や滞在時間を延ばす効果があるとされているので是非、この機会にカスタム404エラーページを作成してみてはいかがでしょうか。
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